前回は久しぶりに映画の話をしました。
何だか楽しかったです、僕が(^^;

映画といえば伏線とその回収が楽しいですよね。
パッと思い浮かぶのは『ダイ・ハード』(1作目)でしょうか。

あれは本当に見事で、多分自分ではまだ拾えてないところも沢山あるんじゃないかな、と思っています。

熱心な方が、あの映画の伏線と回収を表にしてネットにあげたりしてますよね。

最初の方、空港に着いてリムジンに乗るシーンで、クラレンス・カーターの『Backdoor Santa』をサンプリングした、RUN DMCの『Christmas in hollies』がかかります。
これも、この後起こることの暗示のようになっていますよね。
一攫千金的なことを歌っている内容なので、これから起きる事件を想起させますし、元曲のタイトルから、犯人にとっては予定外の招かれざる客ブルース・ウィリスを、裏口からやってきたサンタと捉えることもできるように思います(^^)


さて、件の曲『バックドア・サンタ』。
1968年、アトランティック・レコードよりオムニバスのクリスマス・アルバムの1曲目として収録、発売されました。
最初に買ったのは、中古のレコードだったと思います。ジャケットも好きだったので(^^)

とても良いアルバムなので、ぜひ再発して普通に購入しやすくなってほしいなと思います。

クラレンス・カーターの曲は、歌はもちろん、演奏も最高にカッコいいです。
当時はミュージシャンのことなどまったく分かっておらず、バックはブッカーT & the M.G.s(スタックス・レコードの専属バンド)だと勝手に思っておりました(^^;



録音はアラバマ州マッスルショールズのフェイム・スタジオ。
スワンパーズと呼ばれる4人組がR&Bの歌曲に素晴らしい演奏を提供しているのを知るのは、だいぶ後になってからのこと(^^;
この辺の話はまた別の機会に。

ブルースなどでよく聞かれる、ちょっと下世話な浮気の歌という感じですが、このカッコいい黒いグルーヴを1曲めに持って来た編集はすごいなと思います。

クリスマス時期と言わず、いつでも聞きたくなりますね。ぜひ!(^^)