年末に買って最初だけチョコっと読んで放ったらかしにしてて、年明けからまた読んで、
いや、結構面白く読みました。ノンフィクションとのことですが、ひとつの物語として読みました。ここに書かれていることが真実かどうかは別にして、というのもオビ・ワン・ケノービの言うように、真理とは多面的なものだからである。真実もまたそうであろうと。。。
やしきたかじんの遺産を巡って争いが起きている訳ですけど、本書のエピローグなんか読んでると、現在進行形のリアリティの中での読書体験だったかなと感じられ、そんな臨場感の中での劇場型読書もいいなと改めて思いました。
横目で著者本人のツイッターとか見ながら読んでた感じです。尤も、百田氏はある時点でたかじん関係のつぶやきを封印すると宣言し、以後この件に関する彼の毒舌が見られなくなったのは少し残念でしたょ 笑
訴訟に入っちゃうと色々と気を使うことですね(´・_・`)
どうなんでしょね、事実はもういろんな人の思いや欲望や嫉妬、羨望その他悪い感情の坩堝の中で、例えば欧米の映画人だったら「oh, it's Rasho-Mon!」て言うかも。羅生門、つまり藪の中ですね、真相は。多面的な姿をいま、見せている。。。
本そのものは、視点が明らかに未亡人側に偏りすぎていて、評伝としてはバランスを欠いています。本書で悪役にされている側の主張も聞いてみたいと思いましたが、そしたら週刊朝日とかのアンチ百田雑誌を読むようになっちゃいですね。どちらにしろ、さくらさんの献身的な付き添いには私は単純に感銘を受けました。彼女のココロの揺れ動きもよく分かったですよ。そこはまぁ、作者がうまく単純化して書いてるんかな~とかも感じましたけど 笑
いやもう私は影響受けやすくて、読むとすぐ洗脳されてしまうという、ね (^^;;
あと、東京だとやしきたかじんて人、ぜんぜん知らないといっても過言ではないと、今更のように気付きましたよ。有名な歌とかを通してなんとな~く知ってたぐらいですもの。逆に今回のこの本を含めた一連の出来事をきっかけに、たかじんに対する興味が湧いてきたぐらいの。
ユーチューブ見たり、曲もちょっとダウンロードしてみょーかなーとかね。大阪を中心とした独自の文化圏というか、文明というか。。。