
雨に濡れてイケメンな雰囲気が漂っています。
Avet社の SX 6/4 MC
と言うリールです。
このイカつさがイカしてます。
同じ価格帯で、キャストゲームとジギングを同時に楽しめる国産リールはたくさん出てます。
いきなりぶっちゃけると、快適にキャストゲームを楽しみたい人にはオススメしません。笑
だって元々キャスト用のリールじゃないですから。後で書きますが、キャストにはコツが要りますよ。
では何でそんなリールを使うのか。
答えは簡単
カッコいいから♡
我ながらアホだと思いますが、僕って本当に釣り具買う時、見た目だけで飛びついちゃうんですよ笑
で、その道具をいかに使いこなすかに力を注ぐんです。
初めから快適な道具買えば、または適正な使い方をすれば、そんな苦労はいらないんですけどね(^^;)
でも見て下さい。このイカつさ。この剛性感。

たまんないですわ。こんなん使いたくなりますわ。
今回ミッチリ使い込んだこのアベットちゃんですが、その特性なんぞを書いておこうかと思う次第なのです。
今回の記事では、短所とその対処法からいきましょう。
船からのジギングゲームにおいては、ほぼ短所無いと思います。専用ですから。
他のジギングリールもそうでしょうが、快適に使えます。ただ理想を言えば、このモデルにもRaptorにあるようなドラグの微調整用の鉄板が欲しい。

(これのレバードラグ部分にある穴のポツポツ空いた鉄板の事です。)
僕のモデルではドラグの微調整が効かせづらく、0~100でドラグ力を表現すると
0、80、100の三段階調整。といった感じです。
まぁ細かい調整もやろうと思えば出来ますが、やりにくいです。
短所が顕著に出るのはやはりキャストゲームの時ですね。
スプールが重いんだと思います。感覚としては
コイツにそっくり

フルーガーのsummit
というダイレクトリールです。
そう。ビンテージのダイレクトリールに似てる!
スプールの回転数が上がりにくく、一度上がると回り続ける。
だから対処法もダイレクトリールのキャスト時と同じです。
サミングを頑張る。笑
頑張るって言っても普段使ってるリールとサミングのタイミングや強さが変わるだけです。慣れれば使えるでしょう。
ダイレクトリールに慣れてる人は多分何の違和感も無く使えるんじゃないかな?
各社が開発している素晴らしきブレーキシステムにより、ほぼノーサミングでいけちゃう最新リールと違い、少し技術が必要なので、それを楽しみたい人にオススメしたいですね。
ブレーキシステムならアベットにも付いてるじゃねーか!
とお思いの方がいらっしゃると思いますので、そのご指摘にお答えしましょう!
確かにアベットには"MC"と名の付くモデルがあり、マグネットブレーキが付いています。(僕は二つあるマグネットブレーキのうち一つを取っています。)

そしてこのブレーキを使えばバックラッシュは無くなります。
ただ、当然スプールの回転は落ちます。
40グラムくらいのジグを投げるなら問題無いでしょうが、今回僕が投げてた一番軽いルアーは15グラム前後です。
飛距離を出すのは無理!!!
別に投げられるけど、キャストの時にブレーキが効いて最後の一伸びが無くなる感じが僕は好きじゃない。
だから、風が出て来て投げにくくなる状況以外では、ほぼブレーキを最小にして使ってた。
すると必然的にバックラッシュが多くなります。
なんとかサミングで対応しますが、それでもバックラッシュはします。
そんなときに僕がやっていた「ブレーキをいじる」以外の対処方法を3つ紹介します。
①ラインを一回出して綺麗にさばく
②垂らしを長くしてフンワリ投げる
③糸巻量を減らす
このどれかを使えば多分バックラッシュはほとんど無くなります。
①について
バックラッシュはレベルワインダーが無い故の過剰なラインの重なりが生んでいる可能性があります。
巻き取る時は捌かなくても問題無く使えますが、キャスト時には障害になることがあります。(旅の後半で気付いた。)
重なりが過剰だとさすがに投げづらい。
そんなときは一回ラインを出して、綺麗に捌きながら巻き直しました。
するとまた快適なキャストフィーリングが戻ってきて、しばらく快適さを維持します。またバックラッシュするようになってきたら同じ事を繰り返して下さい。
②について
僕みたいにアベットのブレーキをギリギリまで無くす人はブン投げちゃダメです。
もしかしたらノーブレーキでブン投げてもバックラッシュしないサミングの方法があるのかも知れませんが、少なくとも僕は今回見つけられませんでした。
で、どうしたかというと、まず欲張らない事が大事。

キャストしてるとどうしても「もうちょい遠くへ!」と欲が出てしまいますが、それは押し殺しましょう笑
そのキャストだとまずバックラッシュします。今回の僕も目の前でナブラが立つと、どうしても焦ってキャストしてしまいましたし、そう言うときは往々にして欲張って遠くへ投げようとしていました。
当然まともにキャストできるはずもなく、、、笑
だからこのリールはそんなに欲張らずに投げましょう。
竿は振り抜いちゃダメ!
垂らしも気持ち長くして
フワワ~ン
と投げると気持ち良く飛んでいきます。
慣れてきたら次第に
フワワ~ンから
フワーーン!に変えていき
最終的に
フッッワァァアアアン!!!
くらいまで力んで投げられる様になれば
20グラムのフロッグを30メートルは飛ばせました笑
力抜いてるんだか力んでるんたか分かりませんが、重要なのは力みのタイミングです。

こういう事。割と本気で。
「消力(シャオリー)」で検索検索~♪
③について
バックラッシュの原因の一つにスプールの回転が上がりにくい事があると思います。
スプールの回転数が上がりにくいなら、上げてみせようホトトギス作戦。織田信長パターンです。
まず、アベットは糸巻量モンスターです。笑
パンパンに糸を巻きたい人には勧められない方法ですが、そんな巻かなくても十分な糸巻量を確保できます。
だからマックスまで巻くのではなく、マックスの6割くらいの糸巻量で使ってみてください。
考えてみれば分かると思いますがそっちの方が回転の初速はつきやすいです。
これなら僕は長さ5'10のロッドで15グラムのフロッグもバックラッシュ無しで25メートルまでなら飛ばせました。
ただ、キャストの正確性はどうしても落ちますよ!
以上。短所特集でした。先に短所を片付けて、次回お待ちかねの長所編です。
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