すっポンさんのブログ

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皆様、ご無沙汰しております







今日もあなたの心にダブルボギー!(あかんやんけ!)すっポンです








わけのわからん挨拶から入りましたが









とにかくお久しぶりです









これだけ更新していないと








激務をこなし、多忙を極める生活を送っている皆様は







僕ちんの事など、すっかり忘れ去ってしまっている頃であろうと思われます







そう…まるで始めから存在しなかったかのように……






「日々は忘却の彼方








過去を振り返って懐かしんでしまうのは








記憶違いの思い出が綺麗すぎたせいさ」








誰かがそんな事を言っていましたね









いやいや!誰でもええし話進まんわ!!








とゆーわけで









改めまして、すっポンです








日々、生活する中で









誰だってできれば好きなものに囲まれていたいですよね








だがしかしBUT!!









そうは問屋が卸さないのが人生というもの







欲しい物が高くて買えなかったり








なんとか欲しい靴を買った次の日が雨だったり








長崎は今日も雨だったり








恋する相手が自分を見てくれなかったり







そうでもない人にめっちゃ見られてたり







苦手な人が職場や学校にいたり








近所に住んでいたり









嫌な仕事を押し付けられたり







たりたり言いすぎて、かったりかったり








まー、色々ありますが









僕ちんにとっての上手くいかないもの








いや美味くいかないもの、それは……








納豆でごさいます









そうです、お代官様に上納金を納め、甘い汁を啜るお豆界の越後屋こと









納豆の野郎のことでございます









なんか軽くない?








とか思ってしまったアナタ!!









前世からやり直してきなさい








舐めてはいけません!









僕ちんは納豆に何度も殺されかけているんですから!







もうYの悲劇ならぬN(納豆)の悲劇ですよ!









エラリー・クイーンじゃなくてネバリー・クイーンですよ









もうそろそろ本気で怒られそうなので話を軌道修正しますが









なんせ納豆が嫌いなわけであります








僕ちんは食べ物の好き嫌いは、まーそれなりに色々あるのですが









大体は食べれます








自分ではチョイスはしないけども、出してくれれば有難くいただきマンモスうれP♪みたいな感じです









だがしかしBUT!!(二回目)








納豆だけはdifferentなのです!!(ルー大柴ではない)








我慢するとか









気合いで乗り切るとか








そういったレベルの話ではないのです







モチのロン食わず嫌いではありませぬ







初めてあのイカれポンチのネバリー岡田と唇を交わしたのはいつの事だったか…







そう!あれはまだ僕ちんが幼稚園児の頃








美味そうに未確認食物「NATTO」を頬張るのは








このブログではもうお馴染みのこのお二人








卓球バカと寝返りメス豚の愛称で親しまれる









僕ちんのオトンとオネエでございます









まー、それはそれは幸せそうなバカ面下げて頬張ってたんですね~









なもんだから、









「僕ちんも食べたいー!」








なんつっちゃってねー










食べてみたわけですよ









匂い嗅いだ時点でやめときゃよかったのですが









そこはほら、男心とアホの空って言うじゃないですか








言わない?










言えよっ!









つまりは冒険心とか好奇心ちゅうかね









興味津々で食っちゃったんですね♪










そして三秒後には泣きながら吐き出したんですね♪









目に涙を溜めて嗚咽する僕ちん









それを下等生物を見るかのように見下す姉









そんな事よりも大好きな「鬼ごろし」の最後の一滴を恨めしそうに眺める父









を残念な人を見る目で眺める母









曇天模様の空の下









今日もあの子が泣いている







今にも雨が降りだしそうな空を眺めて










とても不安で









とっても恐くて泣いているよ









でも大丈夫










そんな時は目を閉じてごらん








大好きなあの人の笑顔が見えるはず









ただそれだけで









きっと大丈夫









君はもう一人ぼっちじゃないんだから









それだけで、それだけで










大丈夫、大丈夫










大丈夫ちゃうっちゅーねん!!








あの子は大丈夫でも僕ちんは








ぜんっぜん大丈夫ちゃうっちゅーーねーーーん!








取り乱してしまった事をお詫び致します








その夜、僕ちんはなかなか寝つけませんでした








何度歯を磨いても、口が納豆臭い!








風呂場で如何に泡まみれになろうと、体がネバネバする………気がする







きっと脳に納豆の味!匂い!グロテスクなフォルム!が恐怖というフィルターを通り







僕ちんから自由という名の翼をもぎ取っていったのです







すっポン:「ぬぅぅぅ!謀りおったなぁぁ、光秀ぇぇぇぇ!」









意識が遠退いていく……








すっポン:「ぬかったわ……不覚っ…ぐふっ!」









こうして明智光秀(納豆)に謀反を企てられ敗れさった織田すぽ長は








なんとか命からがら生き延び







そして4年の月日が流れた







4年と言えば









オリンピックやサッカーワールドカップが開催されるまでの期間と同じであり









人間が変化や成長を遂げるには十分な日数である







僕ちんは小学生低学年になっていた









もう泣いてばかりいた、あの頃の僕ちんではない









3年目の浮気でも









5年目の破局でもなく









4年目の逆襲である









ついにこの日がきた









奴にリベンジする時がきたのだ!








もちろん策は用意してありますとも









それは何かと尋ねたら……








そう!キン肉マン納豆ですよ!








何が「そう!」なのかはわかりませんが








とにかくキン肉マン納豆なのですよ








屁のツッパリはいらんわけですよ







まー、パッケージにキン肉マンの絵がプリントされてるだけの







ただのデビルビーンズ(納豆)なんですがね









なんかイケそうな気がしたんです








超人の仲間入りができると思ったんです








あっ……いえ、決して上質な白い粉を炙ってゴキゲンな妄想をキメ込んじゃってるわけじゃないれふよ……







いやー、限りなく黒に近いグレーですねー








白黒つけないカフェオーレ♪







一応誓っておきます









や・っ・て・ま・せ・ん!







そして僕ちんはサターンビーンズ(納豆)を満面の笑みで口に入れ









苦笑いで吐き出しました








リベンジ失敗!







ミイラ捕りがミイラ!







リストラ係がリストラ!!






みたいな感じになってしまいました








残念な報告があります・・・・・・・







なんと僕ちんは超人ではなかったのです!!








しかし僕ちんは超人になる夢を捨てきれず








ジェロニモ(キン肉マンに出てくるキャラクターで、人間でありながらも、なんやかんやで超人になれちゃったナイスガイ)と共に闘う事を心に決めたのです









ウララララララァァァァァーーーー!!(そのジェロニモの必殺技であるアパッチの雄叫び)









なんせ僕ちんは諦めない事を決めたのです









この日から本当の意味で








僕ちんとディアーボビーンズ(納豆)の戦いが始まったのです









VS納豆ご飯!










VS納豆チャーハン!








VS梅納豆!








VSしそ納豆!









VSキムチ納豆!








VSオクラ&山芋納豆!








VS納豆餃子!








VS納豆お好み焼き!








VS初心に帰ってプレーン納豆!








etc……








現在に至るまで、数々の熱戦








そして記録ではなく記憶に残る名勝負を繰り広げてきましたが








結果、全敗です……









しかし負けてはいないのです








心が折れなければ負けではありません









敗けだけど負けじゃない









サヨナラだけど♪サヨナラじゃない♪(やまかつウインク)







悪い癖が・・・・・・







要するに、今回伝えたかったのは









「立ち向かう」という事







勘違いのないように言っておきますが









アホみたいに何でもかんでも後先考えずに向かって行く







というニュアンスではありません









あくまで「心の在り方」の話です











今回はたまたまヘルビーンズ(納豆)を例えに持ってきましたが









皆様の類い稀な想像力を駆使して








自分の苦手なものや逃げたい事に置き換えてください







そして僕ちんとジェロニモと共に闘いましょう!







おっ!さっそくリスナーからおハガキが届いてま~す♪






イタリアはフィレンツェにお住まいの、ペンネーム「【罪と罰】逆から読んだら【唾と蜜】」さん、主婦の方からですね~♪





さっそくご紹介しまーす♪







えー、「すっポンさんこんばんわ!」







はい、こんばんわー♪







「暇な時はしゃーなしで聴いたり聴かなかったりしてます!」








………あっそう。







「すっポンさんに一つだけ言いたい事がありペンを走らせました!」







ほうほう、なんでしょう?





「私の深刻な悩みをお前の納豆話に例えられるか!このボゲェ!!」






………ですよねーーwww







追伸:サノバビッチビーンズ(納豆)をぶちのめす方法




誰か知りませんか?




お便り待ってま~す♪







ではまた。

人生は出会いと別れの繰り返しだ





そして世の中にはいろんな形の別れがある







手に入れた時はあんなにはしゃいでいたゲームソフトも






今はもう飽きてやらなくなってしまったし







あんなに好きだった彼女も






今じゃ誰の腕の中か知る由もない





もう一度言うが出会いがあれば別れがあるわけで






始まりがあれば終わりがある






それでいいのかもしれない






別れを受け入れて前を向いた時





人は一番成長できるのかもしれません








皆さんもこれまでに、数多の別れを経験してきた事でしょう







私、スッポンヌ・ブルジオリ・アンドレアロッシ三世ことすっポンも2010年から2011年にかけて








ひとつのサヨナラをしてきました







I love you だけど






I love you I love you






サヨ~ナ~ラ~♪






と、チェッカーズの曲を連想させるような







切ない別れをしてきたのです






たば子にサヨナラを告げたのは







昨年の大晦日の事







今年に入ってからは






一度も連絡をとっていないし






もちろん内緒で会ったりしていません

(別れた理由については『すっポンの奇妙な禁煙』をご高覧ください)







ただ他の奴と唇を交わすたば子を見るのは耐え難いもので







悔しさの余り握った拳!





爪が掌に食い込み、血が滲む





ポタリ






ポタリ






滴り落ちる血は







地面に消えていく…







それはまるで血に混じった






悲しみとも





悔しさとも






怨みともつかない






僕ちんの負のエネルギーを





地面が吸い込んでいるかのようで薄気味悪い






その負の力を地底に封印された魔王が吸収し







復活を遂げてしまい








この世界は破滅の一途を辿るやもしれん……







そんな他愛ない妄想に浸りながら







僕ちんは自販機に小銭を入れ






マルボロライトのボタンを押……!!






危ないっ!!







危うく地底の王の罠に嵌まるところだった……







とにかく落ち着かなくては!







とりあえずコンビニで飲み物でも買おう







乱れた心を鎮める為に







僕ちんは缶コーヒーを片手にレジへ







そして一言







すっポン:「あー、あとマルボ……!」






店員:「はい?」







な、なんたる事だ!







日々の習慣がこんなにも恐ろしいものだとは!






それよりもドースル!?






なんとなく店員に対して気恥ずかしい状況ではないか…






何か上手い切り返しはないものか?





僕ちんの脳みそはフルスロットルで回転を始め






その間僅か0.5秒で3つの選択肢に辿り着く






① 「禁煙したてで、ついつい癖で頼みそうになっちゃいましたよー♪」とほざいて微笑む





そんな辱しめに私のガラスのハートは耐えれるでしょうか?
答えは否!






② 「おいお~い!はい?ってなんやねん!
こちとら何も言うとらんがな!!
何を一人で喋っとんねん、このヌケサクのトンチキがぁぁぁ!」
と捲し立てその場を立ち去る






これをしてしまうと社会人として…
いや、一人の人間として今後胸を張って生きていける自信がない







③ 「マルボ……いや、丸坊主百選のDVDありますか?」
「え!?ないの?おかしいなー…」
「ま、いいや!じゃあコーヒーだけでお願いしまーす♪」







……理屈抜きに嫌だ!







だが……もしそんな物が実在するならば一度見てみたい気もする






いやいや、冷静になれ!






坊主の頭を100玉も見れる程、僕ちんは暇でもなければ悟ってもいない







そして今はそれどころではない







………いやまてよ








そこで僕ちんは4つめの選択肢に思い当たる







いっその事買っちゃえばいいんじゃね?







吸っちゃえばいいんじゃないの?








だって好きなんだからしょうがないじゃないか!無理に止める道理がないよ!







と、えなりかずきなら言ってくれそうだし







スキスキスキスキスキスキスーーー!






と、ステッペンウルフも歌っていたし







スキスキスースキスースキスー♪






と、細川ふみえも







いやさ、フーミンも歌っていたではないか!







妖怪「巨乳バスロマン」の誘惑に負けそうになる僕ちん






心はすっかりダークサイドに落ち






巨乳を一揉みしようとしたその刹那






あの言葉を思い出す






「諦めたらそこで試合終了だよ」







安西先生……!!







危ないところだった……







えなり&ウルフ&フーミンの皆様には賄賂でも渡して、今日のところはお引き取り願おう






結局僕ちんは苦笑いを浮かべ






すっポン:「あ、いや…大丈夫です、缶コーヒーだけで…はい、どうも」






と、冴えない返事と120円だけを残し






コーヒーを片手に足早に店を出る







恐るべきは、たば子の怨念である!






と、言い切ってしまう僕ちんの責任転換能力である!!







今更だが、ハッキリ言おう!





僕ちんはたば子が今でも大好きだ!!






できる事ならあの日のように駅前の喫煙所でイチャつきたい……






だがっっっ!






だがしかし!!






大切なのは前を向く事である






「あの日」になんて帰れない





そして、もう一つ大切なのは未来に手を伸ばす事






健康を誓った20年後の自分





その「いつかの日」は向こうから勝手にやって来てはくれない







全ては自分次第なのである





たば子やフーミンのせいではなく






そして家族や友達が何とかしてくれるわけではない







もちろん助けてくれるし、支えにはなってくれるだろう






だが、最後の最後は自分次第である







幸い、前回お話した通り







僕ちんは極度の負けず嫌いなので







「禁煙失敗してやんのー♪!すっポンだっせーWW!」








などと、いけしゃあしゃあと輩共にほざかれない為にも







こんな所で挫折するわけにはいかぬ!






そして僕ちんは二度とコンビニを振り返る事なく、その場を後にした







あれからもう半年以上が経ち






今ではほとんど、たば子を思い出す事もありません






たまに頭をよぎり、懐かしむ事はありますが







日々の生活の中にたば子の存在はもうありません




そして、今やっと




たば子に本当のお別れができそうです





ありがとう…たば子






最後に、






先日、フーミンとボーリングをする夢を見ました






フーミンはサイズ感の合ってないピッチピチのボーリングシャツを着て






マイボールとマイグローブをマイバッグから出してきて





あの頃と変わらぬ、たわわなパイオツを揺らしながら鮮やかにストライクを取り





流し目で僕ちんを見た後







煙草を吸っていました






その夢から覚めて






まず僕ちんが心に誓ったのは






お風呂にバスロマンは入れずにバブを入れよう





その事であった




サヨナラたば子





さよならフーミン







ではまた。

僕の好きな先生~♪













僕の好きなおじさ~ん♪















そう歌ったのは















宝くじを買わずに















彼女と2時間45分電話し











UH~授業をさぼって















雨上がりの夜空に輝いた













故 忌野清志郎さんですが













僕ちんの好きな先生は















おじさんではなく若い女性のM先生でした











断っておきますが















例えば顔が綺麗とか













なんか知らんけど可愛いとか













パイオツがカイデーだとか













シーアーがグンバツでガーナーだとか













とにかくもー、辛抱たまらん!!













などと言った下世話な理由ではありません













というか、むしろ嫌いだったと言っていいでしょう













M先生は中学校の時の先生で

















僕ちんが所属していたバスケ部の顧問でもありました

















先生は女性であるにも関わらず















B'zの稲葉似の男前で















ヤンキーがドン引きするぐらい口が悪く(口癖は「ボケェ!」)


















世間でいう「キレやすい年頃」であるはずの我々中学生をまったく寄せ付けない速度でぶちギレしてしまう
















おそらく一生、結婚などできないであろうと思われる




















鬼塚も反町も真っ青な















GTM(グレート・ティーチャー・エム)だったのです

















そんなMなのにSなM先生なので













絶えず問題は尽きませんでした















例えば、生徒を叱る際に















「死んだ魚みたいな目ぇしやがって!ボケェ!!」発言で















それに対して生徒も遺憾の意を示し(訳:ぶちギレてケンカになり)

















その生徒の親まで出てきて2ラウンド目に突入してしまったり

















ビンタを喰らわした女子生徒の歯が抜けて



















それはアカンでぇ~、みたいな空気になったと思ったら















当然の如く親が遺憾に思い(訳:殴りかからんばかりにぶちキレて)













M先生がしばらく自宅療養(訳:自宅謹慎)になり













部活にも出れないので















いざ試合の日に















あんた誰?ってオッサンが監督席に座っていたり

















とにかく、やりたい放題であった















だかしかし!














しかしと言うかやはり練習は厳しく













M容疑者の顔は我々の肉体と精神を壊す気満々に見えたものだ















そんな過酷な練習メニューのため

















ぶっ倒れたり



















ゲロ吐いたり



















なんか辛すぎて泣き出したり



















転んで勝手に流血しちゃったりと















なんとなくスラムダンクに憧れて~的なやつは生き残れず海の藻屑と消えた


(誤解のないよう補足するが、僕ちんはスラムダンクが大好きです)















僕ちんも何度か辞めようと思った事はありましたが













なんか逃げ出したと思われるのも癪なので





















黒い炎をその身に宿し


















Mへの復讐の計画を立てて毎日を過ごした
















そんなわけで生き残った奴らといえば
















極度の負けず嫌い


















痛みに快感を覚えるドM




















もはや痛みの感覚すら無くしてしまった不感症






















この3種類のみであるからして
















我がバスケ部にまともな思考回路と道徳心を持つ者は皆無であり

















いつからか人々は我々の事を















MDF(負けず嫌い・ドM・不感症)と呼び















恐れたり、馬鹿にしたり、相手にしなかったりしました














そんなこんなで時は過ぎ
















我々MDFにも最後の大会がやってくる















きっと他校の選手たちも荒行を乗り越えてきた猛者に違いあるまい















ここは敬意を払い















どんな手を使ってでも勝利を物にせねば……

















悪魔に魂を献上した我々は















黒魔術とトリカブトを駆使し勝ち進み

















県大会のベスト4まで進出

















だが次は相手が悪かった













こちらが悪魔くんを召喚しているのに対し

















敵はピッコロ大魔王を召喚していたのだ













魔貫光殺砲を乱射された効果もあってか















試合時間は残りわずかで













我がMDFは負けていた

















しかしボールは僕ちんの手の中に…















土壇場で見せ場が回ってくるのがヒーローたる所以

















愚民どもよ!我輩の逆転3Pシュートを口半開きのままその目に焼き付けるがよいわ!

















僕ちんの手から放たれたボールは



















今までのどのシュートよりも

















美しい放物線を描き
















外れた













バスケ経験者なら理解頂けると思いますが

















シュートの際、手からボールが離れた瞬間わかってしまうのです

















入るのか、入らないのかが感覚としてピンとくる















なので外れることは絶望的な程に確実だった

















18年経った今でも













あの手の感覚













ボールが離れた瞬間の絶望的なイメージを













ふいに思い出す事がある













それは自分への戒めになっていて















ここぞ!とゆー勝負所では細心の注意をはらって全力で臨め!















まだやれる!まだやれる!















と、そんな気持ちにさせてくれます



















ですがそれは後々の話



















この時コートの上には

















この世の終わりみたいな顔した僕ちんと

















放心状態のMDF達















そして負けたという事実だけが残った

















相手チームとピッコロさんに礼をし















ベンチに戻ると
















いつものようにM総督が立っている


















試合に負けた後は決まって


















豪雨のような罵声と




















ハリケーンのようなビンタが待っていた


















僕ちんはシュートを外してしまった不甲斐なさと後ろめたさ






















そして何より悔しさで俯いたままでいた






















しかし、僕ちんを待っていたのは豪雨でもハリケーンでもバッファローマンのハリケーンミキサーでもなく




















たった一つの言葉だった
















「今までで一番いい試合やった!」


















えっ?


















思わず顔を上げると


















いきなりビンタされた




















文句を言いそうになったが



















何も言えなかった



















M先生が泣いていたから……
















そして順に全員の頬にビンタを喰らわした後、こう言った
















「こんな無茶苦茶な私に付いてきてくれてありがとう……あんたらとの三年間は楽しかったで!!」


















何言うとんねん!このアマは!!




















あんたに付いていった気はないし
















むしろあんたを本気で憎んだ事もあるし














死ねばいいのにっ!













と何度も願ったのも事実


















でも




















でも、あんたと過ごしたこの三年間は楽しかった















そう思うと泣けてきそうなものだし



















実際何人か泣いている生徒はいたが













僕は泣かなかった













昔からそう















転校で友達と別れる時も













彼女と別れた時も












悲しい映画やドラマを見た時も


















飼ってた犬が死んだ時も


















僕は泣けなかった


















今回もきっとそう




















僕はどうせ泣けない






















家に帰り



















ご飯を食べて






















テレビ見て風呂に入って
























漫画読んで音楽聴いて




















寝る前になって




















今日の出来事と





















三年間の思い出が襲いかかってきた




















なんだか切なくて


















悲しくて









悔しくて









微笑ましくて









感謝して











布団の中で













やっと僕は泣けた














それから10年ほど経ったある日












街で偶然M先生と会った









他の中学でバスケを教えているらしい











僕も今でもたまにバスケをしますよ、と言うと










相変わらずの稲葉似の顔をくしゃっと綻ばせた











そして、一つ聞きたい事を僕は聞いてみた











すっポン:「ところで先生は結婚できたん?」











M先生:「・・・・・・・・・・・・・」













すっポン:「え?なんて?」












M先生:「・・・・・・・・・・・・まだや」














すっポン:「えー?聞こえへんわー」












M先生:「うっさいなボケェ!まだしてへんけど文句あんのか!!」














バッチーーーーーン!!













10年ぶりのビンタはやっぱり泣きそうなぐらい痛かった




























あとがき









今回はなにかの手違いにより









真面目な話になってしまい遺憾に思っております










次回からまた張り切って










不真面目に励みたいと思いますので












何卒宜しくお願い致します









・・・・・・・・









なんの言い訳www?











ではまた。