この記事は、私の個人的な関心事や見解なので、興味のない方はスルーしてくださいね。私は、わかってくれる人にだけわかってもらえればいいや、と思うようにしています。

 

私がだいぶ以前に読んだある本に「糖尿病の原因はストレスだ」と書かれてありました。その著者の方は、何でもかんでもストレスに結びつけたがる傾向があったので、私は「まさかそこまでは・・」と思ったものです。糖尿病の原因は遺伝的体質(私自身がそう)や長年の暴飲暴食、過剰な糖質摂取などであり、ストレスまで原因に含めるのは無理があると私には思えたのです。しかしある別の調査で「乱れた生活様式だったと思われる人達の集団が、良好に制御された生活習慣と大麦などの高食物繊維の長期摂取で、2型糖尿病がかなり改善された」という報告もあり、乱れた生活習慣が糖尿病の原因になることもあるのかな、と思えてきたのです。

 

また次の記事には、長年にわたり不健康な生活様式が重なっていた米国の女性看護師には、糖尿病リスクが増えていた、と書かれています。

 

一部抜粋:交替制の夜勤労働と不健康な生活様式はいずれも2型糖尿病のリスクと関連し、これらが併存すると、個々の要因を単独に有する場合に比べリスクが相加的に高くなることが、米国の女性看護師を対象とする調査の解析で示された。交替制の夜勤労働者は不健康な生活様式の頻度が高いとする報告は多い。夜勤の年数が増えるに従って、現喫煙が多くなり、BMIが増加した。「2型糖尿病の多くは、健康的な生活様式を順守することで予防可能であり、交替制夜勤労働者では、より大きな便益が得られる可能性が示唆される」としている~ここまで

 

ようするに不健康な生活様式と体内時計の乱れが重なると、自律神経も乱れ、その結果糖尿病リスクも増えるということのようです。まさに「ストレスも糖尿病の原因になりうる」ということになります。またこのことは、がんの場合にも当てはまるように思えます。

 

一部抜粋:一方、シフトワーカーなど生活スタイルの変化や時計遺伝子の変異により発がんリスクが変動する。生体リズムの破綻により,コルチゾールや免疫細胞などの概日リズムが変容し,発がんリスクの増加やがん患者の延命効果を低下させる。治療において,投薬タイミングに加えて生体リズムの乱れが疾患リスクを高め,それを調整することにより治療効果を向上できる点が新たな治療戦略となりうる~ここまで

 

体内時計は地味で見過ごされがちですが、糖尿病患者やがん患者にとってはかなり大切なことに思います。体内時計をできるだけ乱さないことも、それらの疾患リスクを少しでも抑える可能性はあるように思えます。

 

PS:サングラスベイビー・・ベイビーは風邪もめったにひかず、自然免疫も強そうです。