レジンアクセサリー by kotarou作
以前、私の会社に尿路結石で数日間休んだ男性が2名います。私は経験がないのでわかりませんが、尿路結石はすごい激痛なのだそうです。尿路結石を溶かす薬はまだないようなので、予防するしかないみたいです。ただ私は、クエン酸と重曹で工夫して尿PH値の酸性化を防いでいるので、たぶん大丈夫だと思います。
(薬剤による糖質制限である)SGLT2阻害薬は本来は2型糖尿病の薬ですが、現在は慢性腎臓病、慢性心不全にも適応が拡大されています。さらに腎結石(尿路結石)にも予防効果の可能性があるとの発表がありました。
一部抜粋:約90万人の男性糖尿病患者のうち、SGLT2阻害薬を処方されていた患者の尿路結石症の有病率は(処方されてない人に比べて)統計的に有意に低いことがわかりました。(SGLT2阻害薬には利尿作用もあり、利尿作用が腎結石の形成を抑制している可能性も残っていたため)ラットとマウスで調べたところ、腎臓結石の形成を有意に抑制する効果が得られ、炎症マーカーの有意な低下も見られ、SGLT2阻害薬による腎結石の形成の抑制は利尿作用ではなく、抗炎症作用によるものだということが判明しました。ヒトの培養細胞を使った実験でも、SGLT2阻害によりシュウ酸カルシウムの結晶接着量が低下し、抗炎症作用を認めました。動物実験と細胞実験では(炎症マーカーの)オステオポンチンが低下していることを確認しました~ここまで
オステオポンチンには2面性があり、年代に応じての自然な必要量ならば免疫を良好にするそうですが、この物質が成人期において必要以上に過剰になりすぎると、慢性炎症を引き起こし、がんや、その治療にも悪影響があるようです。(ただし、がん細胞が分泌するオステオポンチンは、母乳に含まれるオステオポンチンとは構造や機能が異なります。母乳のオステオポンチンは免疫を良好にし、感染症から乳児を保護します。私の次女のベイビーも母乳メイン&ミルクでしたが、家族中でコロナ感染した時も真っ先に治りました。その後も風邪はひいていません)
一部要旨:シスプラチンは頭頸部(扁平上皮)がんの治療で広く使われる抗がん剤であるが、期待した効果を得られない場合も少なくない。37名の口腔がん患者のうち、14名は化学放射線同時療法によってがんが完全に消失したが,23名ではがんの残存あるいは再発が認められた。化学放射線同時療法前の生検組織からオステオポンチン(mRNAの)発現量を測定したところ、オステオポンチン低発現群では27例中14例(52 %)でがんが消失したが、高発現群では10例すべてに残存・再発がみられた。 これらの結果から、オステオポンチンはシスプラチンに抵抗性を示すことが明らかになった
~ここまで
https://ichgcp.net/ja/clinical-trials-registry/NCT04274504
一部要旨:オステオポンチン(OPN) は、悪性腫瘍のさまざまな側面、特に組織の浸潤と転移に関与する側面で重要な役割を果たしており、 オステオポンチンのレベルは、乳がんを含むいくつかの種類のがんの攻撃性と関連しています。研究者らはオステオポンチンを乳がんの潜在的な寄与因子として割り当てました~ここまで
(薬剤による糖質制限である)SGLT2阻害薬の抗がん効果については、まだハッキリと実証されてませんが、がん治療を妨げるオステオポンチンのレベルを減らす効果はありそうです。かって私と同じフィッシュケトンをされていた乳がんのmia-youさんは、かなり危ない乳がん細胞が2種類も混ざってたけど、無事にブログを卒業されていきました。
私は慢性炎症を抑えることは、抗がん剤の効果も高めると考えています。mia-youさんのCRP値も常に超良好でした。ただ、SGLT2阻害薬には利尿作用(頻尿)もあるため、脱水症状(こまめな水分補給)に気を付け、尿糖による衛生管理(尿路感染症)も必要になってきます。私の会社の(2型糖尿病で)SGLT2阻害薬を服用してる男性も、この2点にはすごく気を付けています。でも彼の顔色はとても良く、すごく健康そうです。でも繰り返しますけどSGLT2阻害薬は薬剤なので、お医者さんの処方が一番安全です。特に血糖値が急激に下がり過ぎると、非常に危ないです。