私はアレルギー性鼻炎(花粉症)が糖質制限でかなり改善されたのですが、今年はさらに良くなりました。鼻の通りが良いと夜に寝苦しくなくて快適です。これは粘膜免疫のIgA抗体が増えた効果のような気がしています。ここ2年近く虫歯(歯周病も含めて)も全くないので、唾液中のIgA抗体も増えたのでしょう。分泌型IgA抗体は全身の粘膜面に存在し、細菌やウィルスなどの病原体の感染から守ってるそうです。

だとするとピロリ菌による胃癌の予防にも効果があるかもと思いました。

 

一部要約:マウスをピロリ菌に感染させると、ピロリ菌に対応する免疫グロブリンA(IgA抗体)が多く作られることが確認された。

 

一部要旨:胃癌手術の切除標本を調べたら、癌部と非癌部では癌部で有意(ハッキリと)にIgAが減少し、癌部でのIgAが少ないと予後不良であることを見出した。

 

IgA抗体に胃癌への直接的な抑制作用があるかどうかわかりませんが、ピロリ菌を抑えることでの間接的な抑制作用の可能性はありそうです。さらに胃癌だけでなく上咽頭癌、子宮頸がんなどの抑制にもなるかもしれません。

現在、コロナへの鼻腔ワクチン(IgA抗体を誘導する)も期待されてますが、顔面神経麻痺などの副作用が懸念されるので実現が遅れてるようです。

IgA抗体を増やすには発酵食品や食物繊維がいいようです。私はシイタケスープや納豆を食事メニューに取り入れてから体調が良くなりました。