木村祐士のブログ -70ページ目

nene solo album pianissimo M-4

♪stompee

このタイトルは譜面を起した時に考えた。

stompなら意味は…足を踏み鳴らす[して踊る]

それをモジって可愛らしさを…peeとした。

全部ねね…トン、スイッチ、スゥー、プゥフー、タウー、ティンティティー、フゥイ、ケッケケ、カカ、ポー、トゥォー
これらの音をまずは録音。

スタジオでねねに指示したら不思議そうな顔をして…
『今度は何すんの?』その顔を撮影しとけばよかった(後悔)

キムジーの中にはちゃんと残ってますが。。。

音楽で最も大切なリズムのアンサンブル。遊び満載曲。

アーティストとして声色は命や。
例えばこの曲を違う誰かが唄うと全然ニュアンスが変わるやろなぁ。

ねねにしか出せない音色。

ねねの色…音々の…音音…音=Sound

音の次に音。そしてまた音。いろんな音。メモに書いた。

譜面にサイコロを振るように広げ、全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符…5つのサイズ

最初は単純。少しずつ複雑に重ねてく。

何か足りない。

イレギュラーが欲しい。

文字には出来ない言葉がある。ドナルドダックの声や!!

これだけはキムジーが録音した。

可愛い小娘姫様と野獣…まさに『美女と野獣』をstompで纏めた楽曲。

野獣はたまに出て来るのがええ。クドくなく…引き立てるための味付け。

楽曲ラストボイスの『ストンピー!!!』は…

ねねの最高に男前の声。 一番好きな発声である。

潦の源と豪語しときます。

【画像】この顔で「stompee!!!」と言ってます。


木村祐士のブログ-121019



nene solo album pianissimo M-3


 木村祐士のブログ-121018


♪お酒の力

英語にしたらPower of alcohol
アルコールの力を借りんとなんも出来へん女の話かぁ?

子供の頃『幽霊城のドボチョン一家』ってアメリカのコメディー・テレビアニメ。
日本では1970年…僕が母上と過ごした最後の年に放映されてたから、そのキャラクターの不気味さと反するオトボケぶりが印象的で、怖いというより楽しいアニメでした。でもなんか不気味で、変な感性を磨かせてくれたと思う。
その大きな要因は主題歌である。

♪~ドボチョン ドロドロ ドボチョン ドロドロ 出てきたよぉ~って始まるこの曲は、キムジーの音楽人生の核とも言えるもんで(よかったら聴いてみて)日本での主題歌はグリーン・ブライトのいかにも明るくコミカルな曲調であったのに対し、原曲はコミカルさを出しつつもマイケル・ジャクソンの「スリラー」ばりのちょっと恐くおどろおどろしい台詞が入ってたりするなどしている。

全18話の表題を…(楽しそうやろ?)

1.出たぞ3匹の大怪物
2.デブッチョのかまゆで
3.人喰いライオンお化け運転
4.百万目の大掃除
5.お化けの野球チーム
6.地獄の墓場の怪物達
7.何でも喰っちゃう巨大植物
8.お化け解剖もあるでよ
9.メチャメチャ大演奏会
10.宇宙のオバケ会議
11.お化けの毒薬香水
12.忍術フットボール
13.火を吹く海竜の卵
14.酔っぱらったヘンテコお化け
15.ドッチャカベッチャカ大音楽会
16.お化けの大オリンピック
17.人喰いライオンお化け運転
18.百万目の大掃除

酔っ払い、お酒、アバズレ、不謹慎、不道徳、悪戯、無免許運転、学校サボる、近所(大阪は西成)のおっちゃん、鈍臭いチンピラ、汚いオカマのお姉、明け方のミナミの街…コレ全部、僕にとってブルースが聴こえる。

そして『ドボチョン一家』みんな精通してて大好きな雰囲気。

ねねに「次はお酒の唄創って!」って頼んだ時すでにこのフィールドでリズムとコード感は出来ていた。

クドイけどもう一回言う… 「ねねの中には楽典など成立した理論は存在しない。」しかし、どっかで同じ匂いを感じ取ってるのか、予想通りの楽曲が出来て来た。。。

アレンジサイズは30分で完成。

使用する楽器やアイテム(効果音、ため息、悶え声…etc.)も全てどんどん湧いてくる。

可哀想な、貧乏そうな表現ばかり…止まらん。

ある年の冬…ねねが寒さに弱いことが判明。そん時の彼女の雰囲気が、この曲を大きくコーティングしている。

よう聴いて欲しい。ラストリリック『動き出すアタシの欲望ぉ~』のすぐ後…に、ねねの声で『あぁ~~ん!』って入ってるんよ。

レコーディング時に指示したら「えぇ~~~~」って拒否ると思ってたのにスムーズに音収穫完了。

ギターの録音では、かなりイカす仕掛けがある。
冒頭…キムジーギターのチューニングをオクターブ下げてあるのよ。
8小節も演奏すれば狂ってしまうほど微妙な方法で、世界初の試みちゃうやろか?
って言うかキムジー自身も、こんなアホなことしたのは初めてでした。

もうその時点で調子に乗り過ぎですが…止まりません。

誰か止めて下さい!!!

コレ書きながらバーボン止まりません。(明日は二日酔い予約)

nene solo album pianissimo M-2



♪♪ねじまきカエル

2011年2月9日ハノイFactory Barでの潦結成30回目のライブのため、ねねの待つベトナムへと苦手な飛行機に乗って…。

タイや北京は長期滞在の経験があるから、たいして違和感なくその地の文化や雰囲気に馴染めた。

一番驚いたのは…ねねの住む部屋…
殺風景。ガラン…。凛…。乾燥。無臭。

女の子が創り出す環境ではない。まるで演劇場の片付いた楽屋のよう。

普通イメージは、女の子色のアイテムが揃い…ピンクな香りを期待していた。

『なんぢゃこりゃぁ!』と声には出さなかったが、そう感じた。

同時に『納得』もした。女ひとりで…ライブハウスのブッキングを決め100人以上の動員を集めた。キムジーは行って演奏するだけやった。

『ねねはハノイで一番有名な日本人』(現地の人がそう言っていた)

前置きが長くなったけど…過去の出来事から予想もつかない♪大人自転車のメロディー構成…そして次の曲♪ねじまきカエル。

どこからやって来るのか? キャッチ&ミーハーなセンス。

何度も言うが 「ねねの中には楽典など成立した理論は存在しない。」

キムジーは、これまで300曲もの創作をして来た。

正直、才能やな。音楽は理論ではなく『ココロにあるものの具現化』

この2曲目のデモを聴いて…帯をしめ直した。

唄い出し…カラカラカラ~ ってふざけてんのかぁ!!

『このオレを本気にさせちまったようだなぁ!』

ホンマそんな感じやった。

イントロ? そんなもんいらん!!

カラカラカラ~からイったろうやんけ!!

ねねソロライブ時、リズム奏者は我慢してや!そんなアレンジが浮かんだ。

曲冒頭はアコギ1本と唄の潦スタイルから入る。

サビ前に…ねねコーラスを組み込んだ。

そしてボンゴ(キムジーが自ら叩く)のシンプルなリズムに合わせて…アコギをふんだんに使用。

気づいてくれるやろか…ハーモニクス奏法とコードの仕組みを利用した逆再生音をリズム楽器としてダビングしてある。

まだまだ我慢してもらったベースとドラム。

恥ずかしい構成はココから…やっと出て来るリズムセクションに鳥肌モンなのよ。

なんでか、キムジーラップ?

スタジオで突然思い立った。。。ラップ歌詞を走り書きしてるとこ、ねねにバレてましたが…。

自画自賛…低音攻撃を意識してヘッドフォンで聴くと鳥肌立つの。

正直に言いますが…ねねオリジナルのコノ曲、ABメロ?サビ?もう構成がハチャメチャなのよ。

たぶんプロのアレンジャーに依頼したら怒られる思います。

もうひとつ暴露すると、唄入れの時、ねねの声に鳥肌と胸の奥がキュンキュンとして…イメージは、こんな曲を創り出す彼女の過去にある感性を築いた子供の頃を抱きしめてあげたくなりました。

でも平然と録音時には粗探しして、ねねを追い込んでましたけど。。。ねね半泣き。

そんな素敵な制作現場…一生ヤリ続けてゆきます。

最後に…♪ねじまきカエル…ねねが作曲してデモを持って来た時のタイトルは♪ねじまきカエルの独り言…でした。

なんだかあったかい気持ちにさせられたから…
『ええのよ。独り言っって付けんでも。誰もわからんでもキムジーがわかるから』

この曲は特に可愛い。

聴く人が勝手に自由に受け取り自分のものにしてくれるから大丈夫や!!

大丈夫や。 その太い脚で唄いや。


木村祐士のブログ-121017