言うまでもなっく、アメリカは実用的 (pragmatic) な考え、行動を美化する国である。
無駄, 要するに, 実用的では無いものは排除される。(ちょっと過激な表現を失礼! )
その例として、STIHL社にハンドヘルドブロワー(Hand held blower)と言う物がある。
https://www.stihlusa.com/products/blowers-and-shredder-vacs/homeowner-blowers/bg50/
道路脇に落ちている落ち葉などこのハンドブロワーでかき集める作業を行う。
日本ではほうき(broom) で落ち葉を集める光景を目にする。
アメリカ人にホウキを使用するのかは伺ったことはないが、多分、「ホウキなんて実用性に欠けるものはつかわないね」というだろう。
英語では "I've never used a broom. It's unpragmatic." って言うのか言わないのかわからないが。。。
アメリカと日本を行ったりきたりしている人から一言、言いたい。
ホウキで掃く(sweep) 作業、一見、非実用的であり、「無駄」な作業に思うかもしれない。
でも、全く逆である!
掃くことに徹することにより、集中力を増すこともでき、心が落ち着く。
禅のお坊さんにとって掃く行為は、庭を綺麗にすると言う意味合いもありますが、
「動」の瞑想的な意味合いもあるのでしょう。
掃く動きそのものになることにより、心が落ち着く。
心が落ち着くって言うことは生産性が増す一つの大きな要因になる。
日本には「非実用的」行為の中に、生産性を高める知恵がある。