梅の花が咲きその後桜より少し早めに咲き始める桃の花、そして桃の花と共に今では桜満開🌸見頃の季節となりました。桜と同時に桃の花を楽しむのも如何でしょうか?
そんな中ゴキタ漆工房様より1台の胴台が完成し送られてきました‼️
浄法寺塗り紫下地ピンク乾漆磨き
名付けて『桃乾漆磨き』
弥生時代より前から伝わってきた桃の花には、「天下無敵」という力強い花言葉があります。
また中国では古来より、桃の木が不老長寿をつかさどり、厄災や病魔をよせつけない邪気払いの力をもつ木として重宝されています。
ジュースでお馴染みのピーチネクター(ネクタル・・・神のみが口にできる食べ物)、桃太郎、最遊記、桃源郷などなどと桃について調べてみるとなかなか面白いです。
すいません、桃の話ばかり...
胴台に戻ります。今回は紫の下地にピンク乾漆粉、これは色の明度に差がある方がより乾漆粉が目立つということで色味はお任せし、乾漆粉も特別に漆を調合し作って頂きました。
妖艶で高貴な色である紫に胴台いっぱいに散りばめられた乾漆粉が桃の花のように咲き誇り、周りの明るさなどで全体の色の見え方が違うなんとも不思議な色合いの胴台です。
そして裏の銘は師匠である羽沢氏よりこれを機会に作ってみてはということで今回第一号として描いて頂きました😊
鮫胴製作者の友正さんよりご紹介を頂き、五木田さんと巡り逢わせていただき、歌詞の中にも出てくる人と人であり縁であるなぁと感じました。
まだまだ若い職人さんですが更なる期待をしたいと思います😉
最後に五木田さんはお箸なども手掛ける職人さんです。今回胴台と共にお箸も合わせて1膳お願いしました。
剣道胴台だけでなくその塗りを日常生活の中でも触れ合ってみませんか?
もし可能であれば今後もこのセットで販売出来たらと思っています。
是非今後のnext generationとして我々で育てていけたらと思っています(勝手ながらですが🤭)
どうぞ宜しくお願い致します。
こちらは現在販売中のお箸(乾漆粉磨き)と胴台(黄色乾漆粉磨き)
漆器の中でも乾漆粉磨きというのは通常の乾漆塗りと比べると非常に手間にかかる作業で磨きをやり人自体非常に少なく珍しい塗りだそうです。