★ 害を受けたら、同様に復讐すべき

★ 害を受けたら、同様に復讐すべき


子供が母親にいじめにあっていると言ってきた。

母親は
『なぜ、うちの子が？何をしたの？』と
疑問が湧くのと
同時に
『誰がいじめてるの？』と
いじめをしている相手が誰なのか気になった。

子供は
『悪い事をした覚えはない。◯◯君がいじめてくる』と母親に伝えた。

自分の子供が
いじめにあっていると聞いて
◯◯君にもその両親に対しても怒りが湧く。

今すぐにでも◯◯君と◯◯君の両親に
『うちの子が何をしたって言うのよ！』と言ってやりたい気持ちでしたが
なんとか感情を抑えて
少し様子を見ることにした。

子供には
『もしエスカレートしたり、まだ続くようならお母さんにすぐに言いなさい！』
と言った。

母親はしばらく様子を
見るつもりでしたが
子供がすぐに『今日もいじめにあった』と言ってきた。

母親は我慢の限界だった。

母親は子供に

『やり返しなさい！◯◯君は痛みを感じないと、あなたがどれだけ我慢して辛く悲しい思いをしているのか分からないのよ！』と言った。

子供はやり返すことに勇気が入りましたが
これ以上我慢できない。

辛く苦しい気持ちを
◯◯君にも分からせてやりたい！
分からせるためにはやり返すことだ！と思い、やりかえした。

やりかえしたことを知った
母親は
『これで◯◯君もわかるでしょう！これでも分からないのなら人として終わっている。それなら友達も辞めて離れなさい！』
とアドバイスした。


いじめで被った傷に対して、同等の傷を相手にも与え返す
私たちは何もしていない、いじめをしたのは相手だ
私たちは悪くない！悪いのは相手だ
目には目を歯には歯を

となると
また返ってくるということになる。

こうなると、あっちが先だ、私たちは後だ、あっちが悪い、こちらは悪くないの主張合戦になって、どちらも正当化することだけに意識が向いて、いつの間にかいじめ問題から離れて、問題を深められなくなるのです。



いとうゆうじでした。

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