以下は、ラフマニノフ作曲の「徹夜祷 Op.37」より「我が霊主を讃えよ」です。
彼の作品で最も好きなものの1つなのですが、まさしく暗き世に照らされる光の如く…といった曲でしょうか。他に何も要らないと思えるほど、満たされた幸福感を呼び醒まされます。
大編成の合唱も勿論好きですが、こうした小規模の混声合唱から感じられる情報量も実に凄いです。

ラフマニノフと言えばピアノ曲にフォーカスされがちですが、むしろ彼の音楽語法の真髄は教会であると、改めて痛感させられます。