唯物論や二元論で物事を捉えていると、少なくとも僕はこの数年で不思議な疲労感を憶えてしまいました。
「良い」「悪い」で何かを決めたり、特定の他者を攻撃、或いは不都合を誰かのせいにしたり。
人間の本質とはいえあまりに醜い。
唯物に関しても、音や音楽を追求するにはどれだけ思考を巡らせても不都合なのです。この概念で日々を生きていると、残念ながら一定以上の音色が拡がっていきません。
アインシュタインもテスラも、前提は唯物でない領域に科学を見出しました。そして音楽を何よりも好んでいました。

私生活も仕事も、二元論の常識や観念から離れていくのが、これからの大きな課題の一つでもあります。