オミクロン株による感染拡大が止まらない。昨年暮れから日本国内で始まったオミクロン株による感染は指数関数的に拡大しおよそ2週間で2万人超まで広がった。この株は従前のデルタ株と比べると感染させるウィルスの突起が約30個あり感染力はデルタのおよそ8倍くらいありデルタ株はどんどんオミクロン株への置き換えが進んでいる。つまりウィルス間で入れ替わりが起きている訳である。
ただオミクロン株は感染後の人体への影響力がデルタほど強くなく症状的にも無症状か軽傷で終わることが徐々に明らかになってきている。感染も20~30代の若者がその6割を占めているため陽性確認後入院⇒隔離⇒治療は短期間で回復することも判明しつつある。海外を含めた専門家の見解の中にはオミクロン株の出現により新型コロナウィルスがインフルエンザウィルス化してゆく可能性があるのでは?という考えが示され始めている。人類的に見ればその後に「ウイルスとの共生状況」が生まれてくる、ということである。
楽観はできないのだが過去のウィルス感染においても感染が蔓延している期間は1~2年のものが多い、という統計からすると新型コロナもすでに蔓延現象が2年を過ぎていることからそろそろ共生レベルに近づいていることは確かなのではないか?
 

 今日本が喫緊にやらなければならないことは一にも二にもワクチン接種と経口薬の頒布である!愚鈍な政府の政治家たちが一刻も早くできる対策を打つかどうか?に掛かっていることは自明である!
ボヤキを言わせてもらえれば厚労大臣やコロナ担当大臣の無能さが国民を苦しめていること、これは任命者である岸田首相にも大きな責任がある!数百万回分の余剰ワクチンがあるのであれば可及的速やかにこれを打ち追加でくるワクチンも到着次第接種させることでオミクロンの対策ができるのだから間髪を入れずにやれば良いのだ!全国都道府県に向けても政府の指示として発出すればやらなければならないはずだし都道府県により多少のバラつきが起こっても全国レベルで捉えれば些少事になるはずである!
「緊急事態」や「蔓延防止」の策は文字通りのことであり国民の健康や生命にかかわることは何物にも優先させるべきことなのだから異論など出るわけはないのである。結果、社会活動に制約が起こらないから経済の回復も同時進行で進んでゆくはずだ。