五月晴れを絵に描いたような快晴!緊急事態宣言中で迎えた今年のGW。用事で小田原に向かってみたが西湘バイパスも国道1号線も車でいっぱい。緊急事態宣言どこ吹く風、といった風情である。

 

 人出の状況を見てみると都心をはじめ江の島や鎌倉などの観光地は人で溢れている。これでは感染抑止などできるわけがない。街頭インタビューなどを聞いていると若者ほどコロナに対する危機意識は薄く異口同音に巣ごもりや自粛に対する閉塞感から解放されたい感がにじみ出ている。さらに言うとPCR検査やワクチン接種に対する国の政策に対する不満、先が見通せない国の対策へのあきらめ感、罹患した場合の医療機関への不安などコロナ対策に対する国の迷走ぶりへの不満・不安・あきらめ・・といったものが如実に表れていることを感じた。

 このような国への不満は個人だけでなくあらゆる事業活動をしている各界にもおそらく渦巻いているのではないか?と思う。何より不満なのは政府が国民のこのような不満や不安を和らげる、もしくは払拭できるだけの「コロナ対策に対する説明不足」がその元凶なのではないか、と思うのだ。

 

 感染状況が今どうなっていて政府はそれに対してどのような対策を打ちいつ頃までに抑え込みをする、といったわかりやすい説明と今後の見通しを明言してくれれば納得も目標を持つことができるのだから・・しっかり、ハッキリせい!と言いたいのは万人が思うところだろう。

 
 国内のコロナ対策すらできていないのに何が五輪だ!どうしても五輪をやりたいのであれば少なくても本番の3ケ月前までに全国民のワクチン接種2回を完了させておくくらいのことは最低限やり切っていなくてはならなかったことだろう。大会2ケ月前にようやく高齢者の接種が始まったばかり、しかも接種数は欧米と比べると1/10以下というお粗末さ。水際対策の具体的方法も変異株対策も何も具体的対策が国民には示されていない。挙句の果てに看護師500人を五輪対策用に確保しろ、だと!医療崩壊している大阪への具体策すらできていないのに何が五輪に向けて看護師500人だ、いい加減にしろ!


 そんな折にクルーズ船「飛鳥」内で感染者が出た。これもお粗末な出来事。一人の感染者が出た、ということはダイアモンドプリンセス号の時と同様で乗客・乗員全員が感染していると見たほうが妥当だからこの皆さんは陰性が確認できるまで上陸禁止で完全に陰性となるまで封じ切らなければ必ず感染拡大することになるからしっかり対策しなければならない。