新型コロナウイルスの感染状況だが加速度的に増加してきている。明らかに感染第4波襲来の様相だが、感染の内容としては新たな感染者のほとんどが変異株といわれるもので、従来型と比べると若年層の感染が多く症状も従来型よりやや重めのようである。

 

 ウイルスは蔓延してゆく過程で人種・気象環境などで変異を繰り返してゆく性格があるから、捉えどころが難しいだろう。おそらく完全に退治できるワクチン開発は難しく当分の間はウイルスとワクチンの鼬ごっこを繰り返すしかないだろう。

 ワクチンが開発されてもウイルスも抗体を備えているから強いワクチンができるとさらに強い変異したウィルスが発生する、という繰り返しだ。感染した場合肺炎を起こすのが定説だから単純な話だが、頑健なカラダづくり(肺炎を凌ぐ体力)が誰でもできる対処法の基本なのではないか?と思う。勿論、飛沫感染が最も確率が高いはずだからソーシャルディスタンスを厳守することと密回避、しっかりした手洗いとうがいを徹底することだ!

 ワクチンに関しては、国産開発と承認・投与をともかく早急にやること。国も緊急事態なんだから通常ベースで対応するのではなく開発・生産者とうまく連携をとって「国民を守る」という観点で進めてもらいたいものだ。

 

 コロナが始まって1年以上の時間が経っている。国は「緊急事態宣言」などを発出するが真に緊急事態だとすれば地域ロックダウンをするとか事業活動制限を出すとかして感染拡防止に対する明確なメッセージを声高に出さなければ国民は言うことを聞かない。規制を出す以上は、規制を受ける側(つまり国民と国内事業者)への補償を手厚くすることでバランスを取れば皆納得すると思うが・・。現状のやり方では中途半端すぎて不満ばかりが際立つことになる。
 どうも政府のやりかたは核心を衝いていない感満載である。経団連や全労、商工会議所など国内のそれぞれの活動機関とのコミニケーションも連携も良くとれていないのではないか?という燻りが消えない。勿論、医療機関との連携も、である。
 

・コロナ対策用の医療施設整備もどこまでやっているかわからない。
・医療従事者確保策の具体的な内容も説明が無い。
・経済支援策も五月雨式に単発で出てくるだけで政府の方針が見えない。
 

などとも状況説明に一貫性が無いから国民は何をどう受け止めればよいのかが??である。
コロナのような緊急事態が起こった時こそ“政府”というリーダーが存在感を示せる千載一遇の機会なのに・・・バチっとしたことをやってくれれば国民は評価するはずである。政治家や公的機関は有事の時こそその力量が試されるときである!リスクを恐れず果敢に攻める、守るときは鉄壁の守りを敷く、この緩急ができなければ政治家や指導者は務まらないはずだ!政治家の諸君に「覚悟」の片りんがみたいのだが・・・。