新型コロナウイルスの新規感染者数は4月1日現在東京475名,大阪616名,宮城133名と右肩上がりで増加傾向を辿り始め感染第4波襲来が鮮明になってきた。
WHO世界保健機構は新型コロナウイルス発生の起源は武漢にある感染症研究機関からの漏洩でなくコウモリから食物、人への感染ではないか?という調査結果を発表したがアメリカやオーストラリアはこの発表に異論を唱えている。新型コロナウイルスについては中国の世界制覇に向けた陰謀説が当初から云々されていて今後の動向が気になるところではある。


 コロナ第4波襲来を受けて蔓延防止等措置の適用や飲食業の時短要請、五輪聖火リレー中止するべきなど様々な課題・解決事項が噴出状態となってきている。他方、在宅ワークやテレワークなどを導入して人流や対面機会の削減を図ることで感染拡大防止に努める企業も多くあらわれコロナ以前とは様相にも変化が起こり始めている。つまりコロナの発生によって社会活動が変化してきている、ということである。


 考えてみれば140年前に起こったスペイン風邪、現代ではインフルエンザとして未だ存在し変異を続けているわけで、新型コロナウイルスに関してもほぼ同様の変化と存在し続けてゆくのだからこれからが戦いのはじまりと捉えなければならず、対応ワクチンの開発・投与を含め「ウイルスとの共生」は前提事項と考えていた方が妥当だろう。大切なことは「感染しても凌げる体力」をしっかり身につけておき戦う準備をしておくことである。


 ワクチン接種が医療従事者を優先に開始され、今月中旬には高齢者~若年者へと順次摂取が進められることになっているが感染拡大という視点でみると20~50代の活発な行動をとる階層者をなぜ後半にしようとしているのか?訳が分からない。活発に動く年齢層ほど先に摂取させることの方が感染拡大防止の観点では明らかに先なのではないか?と思うが如何だろうか?
 ともかくこれからは感染拡大とワクチン接種との競争になると思う。輸入ワクチンも必要だが、国産のワクチン生産こそが感染を食い止める「鍵」になるはずだから国も製薬会社も過去の不始末に囚われることなく国民の健康を守る覚悟でワクチン開発に取り組み有事への備えを盤石なものにして欲しい。