長く感じた梅雨がようやく明けた。例年より11日遅いそうである。梅雨明けと同時に西日本は気温が一気に30℃を超え35℃になる地域も出てきそうだ。
 温暖化の影響で夏は極端な高温期になってきている。この傾向は今後ますます顕著になってくるはずだから、列島の季節別温度分布を真剣に検討し「北海道首都説」に取り組むことも必要な気がする。


 豪雨に見舞われた地域の方々はヘドロなどの事後処理も大変で防疫面も心配だ。コロナでボランティア受け入れもままならない状況と聞いている。自衛隊を中心に国の支えが本当に必要なのではないだろうか?
 

 コロナの感染拡大は相変わらず歯止めすらかからず各地ではクラスターも発生している。
 感染拡大抑止の要点は「接触機会の極減化」だから不要不急以外は行動を控え人と会わないことをガッツリ2週間頑張れば結果が出てくるのだが・・・自制することはやはり難しいのか???その我慢が感染を防ぎ活動再開可能時期を早めることになるのだが・・・。


 私事ではあるがこの3か月はほとんど自宅に籠り仕事はリモートでこなし、買い物も食材購入に限定している。家内の通院も待合室での密を避け回数を減らすなどの工夫をして過ごしている。二人とも高齢なのでかかってしまったら後がないのも現実なので防衛には心がけた暮らしだ。

 
 コロナの終息や低レベルでの安定化にはまだ時間がかかりそうで、WHOの発表では十数年必要との予測も出ている。今後はワクチンがいつ開発され汎用化されるか?が焦点になってくる。各国が躍起になって開発を進めているから今年後半から年明けにはワクチン&治療薬ができて「共生」レベルに推移することを期待するしかなさそうだ。
 新型コロナウイルスとの闘いでは感染者の体力と持病が無いこと、が武器になるらしい。どんな疾病にも言えることだがやはり基礎体力を強くしておくことが肝要。とは言え若年罹患者の中には症状が改善してからも様々な後遺症を患う人もいるみたいだからこの細菌は侮れない存在であることは確かだ。


 コロナ第2波が襲来している最中、安倍総理がここ1週間メディアの前に一切表れなのもおかしなことだ。国民や社会の事業者すべてが苦境に喘いでいるときに国のリーダーであるべき総理大臣が全く顔を表さない、というのはやっぱり無責任。担当大臣や官房長官、地方においては知事任せでだんまりを決め込むなんて普通は考えられない。必要なことは「国難」に遭遇しているときこそ先行きを見通して経済対策や現状での弱点(医療関係対策)を明確にし、コロナ克服の道筋を示さなくて何が一国のリーダーか?!と言いたい。


 つまるところは「無責任」ということである。リーダーがそんな感じでいたら部下に示しがつかず「こんなもんなんだ・・・」ということになってしまう。結局この国は官邸や官僚による傀儡政治で長く推移してきている証左だ。政治家は本来官僚を意のままに使い政策展開のツールにするくらいでなければならないのだが、今の政治家は全くそれができていないのが現状。官僚がバカだと政治も的外れな政策に終始するから「国」という「船」はとてもじゃあないが操船なんてできないことになる。


 東北の大震災やコロナ発生のような未曾有の出来事が起きた時こそ、国を立て直す千載一遇の機会なのだが政治家や官僚がしっかりしていないとすべてが国民へのしわ寄せになるばかりである。