梅雨前線上に線状降水帯が重なり熊本県にある球磨川が氾濫、人吉市を中心に大きな被害が出ている。またこの雨によって土砂崩れも何か所かで起こっているらしい。局地的に豪雨をもたらす線状降水帯は1995年頃から発生するようになったようで、これも地球温暖化による気圧変化が関係しているのだろうか?

 

 何しろ近年起こる豪雨というのは30年くらい以前に起こった豪雨とは桁外れに規模が大きくなっていて、短時間降水量が半端じゃない。既存の河川幅では収容しきれないくらいの雨が降るから土手の決壊や氾濫が起こってしまうわけだ。以前にも云ったことがあると思うが、気象状況の変化に河川管理の行政が全く追いついていないのが現状だ。せめて被災時の避難先収容施設くらいは短期間で建設可能なので「いざ」といった時の避難先だけは国と県が踏ん張って整備して欲しい。

 

 コロナもそうだが不幸にして感染してしまったとしても、治療手段と休業補償がしっかりしていれば安心して治療専念が可能になるはず。災害においても「一先ず命の確保」ができれば復旧・復興は後追いでもできるんだから・・・。
 

 

 また最近は尖閣列島近辺に中国軍隊が占有権確保を狙ってたびたび領海内に侵入する事例が頻発している。

 

 東・南シナ海への海洋進出にもあるように中国は「侵入」→「占有」という方法が常套手段として支配権拡張を狙う国だから、領海侵犯に対してガッチリした防御対策を築いておかないと絶対ダメ!!審判されたから世界調停機関などへの提訴なんかじゃ、とってもじゃないが国を守ることはできず、泣き寝入りするようなことになってしまう。

 

 「自衛」は他国から文句言われるものではないのだから、国民に現状説明をしっかりやって空母級の自衛艦を必要数造船し領海を巡行させなければ、いつかは中国にやられてしまう恐れが十分あると思うがどうだろうか??

 

 つまり「うっかり手出しすると痛い目に遭う」くらいの自衛力整備をしなくてはならない時代にすでになっている、ということである。米国は同盟国だから太平洋は大丈夫だけど中国・北朝鮮・ロシアに対しては気が抜けない。