関東甲信地域も梅雨に入っているが昨日も今日も良い天気。近年の梅雨時期の状況をみていると、かってあった梅雨時みたいにしとしとと小雨降る日がある期間続く、という梅雨ではなくドカンと豪雨が降って降らない日は晴れる、という陽性型の梅雨が多いように感じる。雨の降り方も文字通り豪雨となるため河川で吸収することができず氾濫→水害、といったパターンに変わってきている。


 日本は春夏秋冬と四季がはっきりしていてその四季に沿った文化を営々と築いてきた歴史があるが、近年はほぼ三カ月単位といった四季が崩れはじめていて、春秋が短くなり夏冬が長くなってきている感じである。

 これは地球の温暖化現象に紐づいているのか?と思う。もっと言うと冬の期間も短くなっていて、やがて日本列島全体がほぼ夏一本になっていくものと思うがどうだろうか?


 毎年夏の時期に屋外で走る企画の仕事をしている。今年で28年目になるが夏の暑さそのものも質的に大きく変化してきているような気がする。

 20年数年前までは暑い夏でも気温は29~30℃前後だった気がするが、近年は35.6℃という日はざらで、まごまごすると40℃近くまで気温上昇する日がたくさんあるのが実態で、こんなところにも温暖化を感じざるを得ない。あと20年もしたら列島の温暖化はますます進み、首都は東京ではなくなり北海道が日本の中心になっている時代がくるのではないか?と思う。


 冷静に考えると少子化で日本の人口が減少することはハッキリしているわけだから、気象環境の変化に合わせた生活構築をするとすれば、耕作面積や自然環境を合わせて考えると「北海道中央説」が俄然現実味を帯びてくるのではないか?と思う。


 つまり列島は温帯モンスーン気候から熱帯に近い気候にやがて変化してゆく、ということである。20年なんてあっという間に経ってしまう時間なので、後手を踏む前の「社会づくり」に取り組むことが後悔しない選択だと私は思う。


 人間は弱い生き物で、自分の着ている服に火がついて熱さを感じないと何もしないし「手」も打たない。今起こっているコロナ騒ぎの政府対応をみていてもよくわかる。対応は常に後手後手で感染予防も収容方法も治療方針の立て方も経済対策も「泥縄感」満載だ!


 何故もっと「慧眼(ものを見極める目)」をもった政治指導者が現れないのか???

 民衆は政治指導者の傘下で行動も人生の組み立てもしなければならないもの。少なくとも「安寧な生活」を営んでゆける社会の枠組みくらいは作ってくれないと・・・。そいういった視点で過去の歴史を振り返ってみると、300年近くの長きに亘って世を治めていた徳川政権は大したもんだ、と思う。おそらく庶民にはいろんな制約はたくさんあったと思うが、少なくても外敵から国を守り国内は安定していたことは事実なんだろうから、当時の治世方法を紐解いて現代に活かせることを今の政治家は学ぶ必要があるのではないか???