昨日は東京で新規感染者が22名、北九州でも集団感染が発生するなどコロナは第2波とみられる状況が現れてきた。第2波の襲来は夏の終わりか秋頃と思っていたが意外に早い段階で来た感じだ。第2波襲来が早いと医療従事者の休息も医療器材や施設の準備もできていないから「医療崩壊」する懸念があり心配だ・・・。


すべての物事がそうだが人・物・金・時間・システムが整っていれば備えもできるので第2波襲来は9月ごろにきて欲しかった。
一方でプロ野球開幕、Jリーグ開幕の見通しが立ったことは福音だ。10月に延期となっていたボストンマラソンだが結果的には「中止」となった。


私たちは市民マラソンの世界で生きている。今回のコロナではチャレンジ富士五湖、野辺山ウルトラ、東京24時間、高山ウルトラ、丹後100km、白山白川郷、平塚24時間と7大会での中止が余儀なくされた。大会が中止になることは非常に残念だが致し方ないと思っている。
大会開催にあたっては半年~1年の準備期間が必要なので、年明けに再開を予定している大会については早めに可否を決めて準備にかからないと間に合わない。コロナの動向を注意深くウォッチしながら判断してゆきたい。

新型コロナの出現は社会構造や活動の仕方を大きく変えてしまった。これは物理的防護方法や対策だけでなく勤務形態や会議の方法、買い物の仕方から予防を前提とした手洗い・除菌剤噴霧・・といったことなど様々な生活方法を変えることになった。
目に見えないウイルスと共生せざるを得ないわけだからその環境下で安全に生活してゆく「術」を学び取って馴染んでゆくことが必要だ。


前向きに考えれば「新しい生活様式」さえ身につければ必要以上に恐れることはない。コロナ発生当初に言われた3密(密接・密集・密閉)を回避することを習慣化すれば感染拡大は回避できるのでこの辺りが「肝」なんだと思う。
コロナに対するワクチン開発や有効な治療薬発見には試行錯誤する時間が必要で、試薬ができても汎用化するには18カ月くらいの時間が最低必要らしい。その間すべての経済活動を止めることはできない。

 

医療と経済活動、といった二律背反することを目指さなければならないわけだが、私たちが取り組んでいる市民マラソン大会も、先行するであろう大型プロスポーツの動向を参考にしてランナーや関係者が安全に集えるように「どんな感染防止対策を打ち立ててゆくか?」を今必死で考えている。