今日もコロナ関連から話そう。

毎朝民放各局のワイドショーを観ているが、世間の話題や課題の取り上げ方の中ではテレ朝の羽鳥慎一モーニングショーが群を抜いた取り上げ方をしている感じがする。
これはMCの羽鳥慎一、テレ朝局員の玉川徹氏の話題に対する突っ込み方の鋭さに起因するところが大である。

今回のコロナ騒動に対する政府や専門家会議の取り組み方の稚拙さがあらゆる局面で取り沙汰されるわけだが、こと新型コロナ感染症に関しては国や政府ではなく「志」のある大学の取り組み方こそ民意や民間を導いてゆく「希望」につながり始めている、ということである。

特にPCR、抗体、抗原検査する場合、大学医学部が持っている機能を活かせ、ということである。
京都大学の山中教授によるPCR検査に対する提言、長崎大学の検査体制への取り組み、山梨大学の島田眞路学長の提唱や実践などはすべて全国大学医学部の効果的活用を示唆しており、感染現場実態を救済するための強力な「機能」であることを異口同音に訴えていて共感するものがあった。

政府があてにならないから民間主導で国民を守るべき、ということである。現場は「生き物」なんだから政府がもたもたしているならせめて起動力をもった大学を後方や側面から支援しろ、ということである。大学には知恵も道具もスタッフもいるのだから大学に足らない「財政」支援をしろ、ということである。もっともだ!!

新型コロナ感染症に対する国の指導者が果たしているリーダーシップの最下位は日本の安倍首相だそうである。悲しい現実だ。

経済対策としての財政出動に関しても全く陳腐な対策になっていて、マスクを配るくらいなら最前線で踏ん張ってくれている医療機関やスタッフにその予算を振り向ける方がよほど必要である。
感染拡大が止められないなら受け入れ側の施設・器具器材・スタッフ・財源を可能な限り強化して対策する、なんて素人でも分かることである。

政治家に「志」があるのなら国と国民のために今なすべきことは何か?をよく考えるべきである。

今の政治家は「自分の保身」ばかりを考えているようにしか見えず「大義」や「志」「理念」「ビジョン」が全く見えない!!

このような国は政治と民衆意識が乖離してゆき、結果無秩序な社会につながる危険性が出てきてしまうことが危惧される。

象徴的な出来事が、最近起きている「検察庁法の取り扱い問題」だろう。
国政の根幹である三権分立を崩す恐れのある問題をコロナ禍である今、国政の場で議論している場合では無い!今はコロナ終息と経済再建に全力で向かわなければ政府の存在する意味すら無い、と思いませんか?

今の日本に大きく欠けているのは「人づくり」です!「倫理観の醸成」です!
このことはまた話します。