42728日、長野県野辺山に行った。

目的は野辺山ウルトラマラソンの地元町村の首長さんに大会協力への御礼と表敬が目的。

 

先週は富士五湖でチャレンジ富士五湖があり湖畔は桜が満開だったが今は5、60キロ離れた八ヶ岳山麓のこのエリアが丁度見頃になっていた。

冬季の長い八ヶ岳南麓は標高の高いも1300メートル以上あるので年間を通じても平均気温が低めだ。今回も野辺山に入った南牧村で正午時点で7度だった。冬枯れから芽吹きに移る時期なのでカラマツやブナなど山を覆う木々が薄っすらと黄緑色に掃かれ点在するように満開の桜がアクセントになっている。

 

南北相木村や川上村の佇まいは日本の原風景そのものである。南相木村中島村長から相木村にまつわる歴史の数々をうかがった。鎌倉時代より更に古い歴史がこの地域にはあることや松原湖界隈の神官の家から三寅剣(さんいんけん)という国宝に指定されたほど歴史に彩れた物が発見されている、など!紐解けば実に興味をそそられる歴史・故事があることを教えられた。

 

ウルトラを走るランナーの皆さんには自分が走っている道にも地域にも思いが洗われるほど豊かな歴史とそれを育んできた人々に包まれていることを伝えなければならない、と思いを新たにした野辺山行きだった。