ごきげんよう!ゆうぽんです!

 

今回は
「記憶」をテーマにお届けします。

お仕事のヒントになれば幸いです。


 

記憶を呼び戻すアンカー

「かたみ」の語源とともに

人生をよくする記憶の

創り方をお届けします。

 

いい記憶、嫌な記憶も記憶

image

 

記憶は勉強をするにしても

台本を覚えるにも

また

振り付けや楽器の演奏など

「覚える」ことに

関連あるものはすべて記憶です。

 

 

トラウマも思い出も

すべて記憶。

 

 

人生そのものが

記憶で出来ているといっても

過言ではありません。

 

自分の名前も記憶

家に帰れるのも

言葉を話すのも

 

すべて記憶です。

 

お酒を飲んで記憶を

なくしても

お酒を飲んだことは覚えている。

 

これも記憶

 

記憶というモノは

人生全般に関わるだけに

広く深いです。

 

 

 

 

そして

 

記憶には善悪はありません。

 

 

写真に例えてみると

写真に善悪がある訳ではなく

うつっているモノには

好みも善悪もあります。

 

 

思い出も

犯罪の証拠も

写真という仕組みよりも

うつっているモノに

善悪がある訳です。

 

 

ところが

言葉が変わると

欲求は変わります。

 

 

 

「記憶力」はよくしたい。

 

「トラウマ」はなくしたい

 

 

そんな矛盾した事が出てきます。

 

それなので、

記憶力、トラウマ、過去

勉強や実績も含めて

「過去の記憶」と

「これからの人生」

 

そんな壮大なテーマに

挑んでみたいと思います。

 

では行ってみましょう!!!

 

記憶のアンカー「形見」

記憶といっても今回

取り上げるのは

「理想の人生」の為の記憶です。

 

足かせになるようなものや

エネルギーを下げる記憶

そうしたマイナス作用のある

記憶のコントロールを

主に深掘りしていきます。。

 

能「花筐」が「形見」の語源だった。

 

ここで記憶のアンカー

アンカーは船の碇(いかり)のことです。

 

サインやモノ、見ると思い出すモノを

記憶のアンカーといます。

 

そんな記憶のアンカーは

日本では「形見」と言われます。

 

 

形見というと

「亡くなった人の遺品」のように

思われていますが元々は

肉体があってもなくても

その人の事を思い出すモノが

「形見」です。

 

 

その語源は能「花筐(はながたみ)」の中の

花をいれる籠のような入れ物です。

 

花の入った筺(かたみ)が

「形見」の語源です。

 

 

 

 

 

 

恋しき人の手慣れし物を

 

形見と名付け初めしこと

 

このときよりぞ

 

始まりける

 

 

          花筐

 

 
そのほか能では
「松風」着ていた物
「班女」扇
 
その他、
遺児のことを「忘れ形見」
というのも
故人を思い出すからです。
 
 
この様々、記憶を呼び戻す
形見は現代では
facebookやインスタグラム
写真も自分の作品も
記憶を呼び戻すものは
すべて「形見」です。
 
 

物の整理は記憶の整理

アンカー、形見は物だけではありません。
雲の形や光の加減
五感にふれる物はすべてといえます。
 
しかし自分の記憶は「自分の物」にあります。
 
恋しい人を思い出すのが形見なら
 
自分の過去を思い出すのは
自分の持ち物です。
 
掃除や片付けの本は
たくさん出ています。
 
記憶という観点で言えば
一つ一つのものの裏側にある
感情を
とっておきたかったら
とっておく
いらなかったら捨てる
 
そんな方法で思い切って
過去と決別しようと思っても
そう簡単にはいきません。
 
 
そんなときは場所の移動がおすすめです。
いったん箱にいれて、
思い切りがついた段階で
箱ごと処分してしまいます。
 
「ありがとうBOX」と
箱に書いて
感謝しながら箱詰めすると
楽に出来たという人が多いです。
 
 
物が目に入らなければ
思い出せない物も多いです。
 
 
 
メモに書いても
思い出せない
 
そんな事もよくあることです。
 
しかし物忘れが日常的に起きるのは
記憶力の問題ではありません。
 
 
作業していないウインドウが
たくさん開いている
パソコンのような状態です。
 
 
無駄にメモリーを
浪費しているので
日常のパフォーマンスが
悪くなるだけです。
 
 
物とともに
不要な記憶を
整理すれば自然に
日常の記憶も
よくなってきます。
 
 
参考書を増やすよりは
物を減らして
いらないことを思い出す
アンカー「形見」を
なくしてしまいましょう。
 

過去を変える必要はない

昨今はこんな言葉をよく聞きます。
 
「過去と他人は変えられない」
 

私も自分史をまとめましたから

事実として起こった

出来事は変えられません。

 

 

解釈は変える為に心理学も学びました。

 

 

しかし

過去は、今から先に

どれだけ影響があるのかです。

 

 

過去は変えられても

変えられなくても

どちらでもいい。

むしろ過去に関わっている

時間がもったいないくらいです。

 

 

いやいや

やはり過去の出来事は

今に影響するだろう。

 

 

 

人の体は過去に

食べたもので出来ている

いろいろな考え方があります。

 

 

 

これは抽象的度合いを

あわせる必要があるので

最後にまとめます。

 

 

 

過去にとらわれない事例として

私の舞台があります。

 

 

 

過去にどんなによく出来ても

どんなに失敗があっても

 

次にやる舞台は実績とは

無関係です。

 

 

自信にはなるかもしれませんが

舞台で本番をするときは

過去の実績は0にして

望むのが健全です。

 

 

 

そう思うと

未来を思い描くことと

過去は無関係です。

 

 

電車の乗り継ぎに例えると

東京から新幹線で名古屋までくる

 

そのまま京都に行く必要はなく

名古屋でおりて

そこを起点に好きなところにいくこともできます。

 

今日という日は

乗換駅のような物です。

 

昨日までの延長を

生きる義務はありません。

 

 

そう思うと

過去をどうするかに

時間をとられているのは

非常にもったいない時間です。

 

だから」これからどうする

 

 

 

好いことも悪いことも

0にして今日を起点に

強く進んでいきましょう!

 

 

これからをどうするかに

100%のエネルギーを注ぐことが

健全な人生を創っていきます。

 

今を好くするにはどうすればよいか

さてここまで過去の感情処理について

掘り下げてきました。

 

現実的に

形見を捨てても残っている

記憶はあります。

 

好い物ならとっておけばいいですが

悪影響のある記憶は

なくしてしまいたい

と思う事でしょう。

 

この過去が好いか悪いかは

現在の状況によります。

 

今が好ければ

あのときひどい目に遭ったから成功できた。

 

そんな肯定的な捉え方が出来ます。

 

いま上手くいかないことがあると

過去に結びつけようとします。

 

 

しかしこれは勝手に結びつけているだけで

実は全く関係がありません。

 

 

自分で創作した物語を信じようと

がんばっている状態です。

 

image

その物語が定着してしまう原因に
何度も話すということがあります。
 
 
人はアウトプット回数が増えると
記憶の定着が促進されます。
 
 
人に何度も話す、相談する
同じ事を何度も話し
ずっと解決しないと話すと
どんどん記憶が定着してきます。
 
 
そして人は
自己矛盾に
耐えられないように出来ています。
 
トラウマがあると言えば
トラウマがあるがごとく
振る舞ってしまいます。
 

記憶を書換える

心理学を学んでも
過去の嫌なことが
気になってしまうこと

確かにあります。

 

 

口の動きは

ダンスと同じ筋肉運動ですから

反復すると

同じ動きを記憶します。

 

 

ですから「紙に書く」だけではなく

書き直す

そして捨てる事が有効です。

 

 

紙に書くだけでは

話すことと同じように

同じ事を繰り返してしまいます

 

 

どうすればよいか

解説していきます。

 

 

 

「父親に殴られた」

 

  だから

 

「自分に自信が持てない」
 

 

一例ですがこのように書換えられます。

 

父親に殴られた
→「意に反すると攻撃される」

 

   だから

 

自分に自信が持てない
→「用心深くなった」

ここで
用心深い人生って理想なのか?
 

用心深く生きたいのか???

 

 

そんな人生やだ!!

 
 
 

「意に反すると攻撃される」

 

  だから

 

用心深くなった

 →「思慮深くなった」

思慮深く生きたいのか?

 

んん、理想ではないですね~

 

「意に反すると攻撃される」

 

  だから

 

思慮深くなった

 →「分析力がついた」

 

これはどうでしょう。

分析力は欲しいと思っていました!

・・・・・・初めからあるんです。

 

「父親に殴られた」

 

  だから

 

「自分に自信が持てない」

     ↓こう書換えられました。

 

「意に反すると攻撃される」

 

  だから

 

「分析力がついた」

 

 

ここまで

紙に書いたら捨ててしまいます。

 

書換えずに書くだけで

処理できるならそれもありです。

 

 

 

私の場合は、言葉はプログラムとして

とらえているので

バグは書き直します。

 

 

すんだら捨てます。

とっておいて「かたみ」にして

あとで思い出す必要はないからです。

 

 

 

どうやって書換えたか

忘れてしまう!!

 

それは考え方が変わってないからです。

 

 

 

 

考え方が

シフトしたら

何度やっても

同じ答えが出ます。

 

変えたかったら

また書換えます。

 

 

もし違う答えだったとしても

理想の人生に向かうなら

何の支障もありあせん。

 

 

 

むしろ

実績に安堵する方が

危険な精神状態です。

 

 

今は常に0ととらえていれば

プラスにしかなりません。

 

頭のアルバムに残す写真

こうした実績もトラウマも

アルバムの写真としたら

いつも見返すと元気になる。

 

いつ見ても

いい人生だったと思えるように

並んでいるでしょうか。

 

 

SNSの写真はこだわって選ぶのに

記憶の中は、

いじめられたり、失敗したり

そんな写真でいっぱいになっていたら

今に影響することは

想像に難くありません。

 

 

今に集中する混乱する話

さてここでものすご~~く

混乱するお話をします。

 

前むきに進もう!!!

 

よく言いますね。

 

では人生で悩む過去は

前?後?

 

image

前日、後日
 
 
過去と未来
 
 
後ろに戻らず前に進もう!!
 
 
はてどっちに進んでいるのでしょか。
 
 
これは古典でいえば
 
 
「後の世に進め」といいたいところですが
そんな言葉はありません。
 
 

前日→前世→過去

 

後日→後世→未来

 

 

あなたは過去に進みたい??

 

もちろんフロントとビフォーの

訳で混乱するわけです。

 

ですから言葉の面から見ても

「今」に取り組まないと

自己矛盾がでてきます。

 

前進、過去に進む??

 

Go→進め

 

変に方向がついているから混乱します。

 

言葉の面から見ても

「今」この瞬間を大切にすることが

理想の人生を創る最も大切なことです。

 

世阿弥のキャラクター作成法

 
さて、今回は結構エネルギーマックスにして
人生を支配する記憶の管理について
語ってしまいました。
 
 
 
私は舞台人ですから
個別セッションはしていません。
自分用につくったワークシートは
かなりの量があります。300位はあるので
難解な物以外は全部公開していく予定です。
 
image
 
こうした人生脚本の書換え方は
世阿弥の著書「三道」から
ヒントを得てワークシートにしました。
 
 
見・聞・心という3つの観点で
キャラクター作りが語られている章があります。
 
見た目の雰囲気
話す内容や語調
全体の雰囲気など
 
どこをとってもその人と分かる
一貫性が解説されています。
 

そんなことで

「理想の人生」を生きる

自分のキャラクターに沿った

考え方や言葉

選んでいけば

人生脚本は理想に近づきます。

 

 

しかし!!!

 

 

ここで大きな問題があるのです。

 

 

人生という舞台はリハーサルがない

通し稽古して

じゃ本番と思ったときには

この世にいない

 

今も本番中ですよ!!

 

それなのに
 
演じ方がボー読み
 
それでは
せっかくのいい台本も生かすことが出来ません。
 
 
 
下手は、もとより、習い覚えたる
節博士の分なれば、珍しき思いなし。
 
上手と申すは、同じ節かかりなれども
曲を心得たり。
 
 
どんなに素晴らしい人生脚本でも
下手に生きれば駄作になります。
 
 
だめな人生脚本だとしても
上手に演じれば名作になる。
 
 
しかし、人生はぶっつけ本番。
 
 
ーーーーーーーーーーーー
しかしこのはかない人生に、
そもそも花火以上に
永遠の瞬間を、
誰が持つことが出来ようか。
       三島由紀夫
ーーーーーーーーーーーー
 
今、この瞬間が人生すべて
下手ならば本気で生きる
今、ダラッとしたければ
その脚本を本気で演じて
本気でダラッとしてみる
 
中途半端に
背筋を伸ばしつつ
ダラッとするのは
かえって
人生をダメな作品にします。
 
 

まとめ

記憶の管理から
人生の演じ方に進みましたが
これもすべて記憶です。
 
ーーーーーーーーー
生きる→本能
生活→平和な日常を送る
ーーーーーーーーー
仕事の段取り
勉強など
ーーーーーーーー
実績
トラウマ
ーーーーーーー
 
記憶には各段階あります。
それぞれの記憶についての
個別な分類は人によって
替わります。
 
記憶の観点から見れば
トラウマも実績も同じです。
 
 
記憶の整理は「形見」の整理
 
それでもの残る記憶は
「書換え」「捨てる」
 
そして
 
どんな人生脚本も本気で演じきる。
 
それが天命を生きる事になります。
 
天命のアクションプラン
ダラッとするときは「本気」でダラッとする
 
 
 
また自分史に取り組んでみて
一度、書き出してしまうと
手放すことも早くできるようになります。
 
よし自分史でトラウマも何も
全部手放してしまおう!!
そんな貴方にはこちらもおすすめです。
 
 
いつも最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!
 
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