ごきげんよう!ゆうぽんです!

 

今回は
「関連性」をテーマにお届けします。

お仕事のヒントになれば幸いです。

 

能楽には結構たくさんの物が

凝縮されて詰め込まれています。

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スタンフォード大学でも研究が進み

海外での関心が高まってきています。

 

それでは能楽に含まれる物を

ご紹介してきます!

伊勢神宮や三輪明神

 

「天照大神」はアマテラスオオミカミとは読まず

 

アマテルオオンガミ

テンショウダイジン

 

この二つが主な読み方です。

 

アマテルオオンガミは

複数の曲に登場します。

能「絵馬」では鹿島神宮の神職が

伊勢神宮を訪ねて絵馬の神事に出逢う

伝説が語られます。

 

三輪明神は能「三輪」に現れます。

巫女の姿です。

御祭神 大物主命の逸話から

天岩戸伝説、そして伊勢と三輪は

同一体という壮大な物語です。

 

音楽的にも面白い一曲です。

 

「日本書紀」「古事記」

能の題材はどちらかと言えば
日本書紀よりの物語が多いです。
 
能「淡路」ではイザナギ尊が
国づくりを再現します。
 
日御子、天照大神から五代で
83万6千8百年と悠久の時が語られます。
 
「日本書紀」では
天照大神から神武天皇まで
179万2470年余と遙かに長い時が語られます。
 
何度読んでも興味深い
何度も読んで能とあわせると
更に面白い世界です。
 
 

平家物語や武将の曲

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能楽の武将の曲はほとんどが負け戦
 
戦争のむなしさ
修羅道の地獄を描いた作品が多く残っています。
 
勝ち戦の曲は「弓矢」に象徴されます。
 
武士と言えば刀と思われがちですが
能楽の中では「弓矢の家」という表現です。
 
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坂上田村麻呂の刀など、実在する刀も多く
歴史とファンタジーが融合する世界に入り込めます。
 
また能面、装束など工芸品も
時代を経た最高級品が実際に使われています。
 
まさに動く美術館です。
 

 

源氏物語や女性の幽玄な世界

現在でもたくさんの曲が残っているのは
源氏物語を題材にした物です。
 
能楽が出来たときは源氏物語が書かれてから
約300年ほど
 
そこからさらに約700年
能「源氏供養」という曲の中で
紫式部は石山観世音の化身だと語られています。
 
 
石山の観世音で
須磨、明石の構想が
下りてきたそうです。
 
余談ですが、
観世音菩薩の生まれ変わりはチベットで
ダライ・ラマと呼ばれていますね。
 
武将の曲も源氏物語の曲も仏教は必須です。
 
なぜかと言えば成仏しない幽霊が出てきます。
仏になる成仏は仏教にしかありません。
 
 
また真言も台本に組み込まれています。
どちらかと言えば悪霊と戦うと場面がおおいです。
歌舞伎「勧進帳」の原曲の能「安宅」にも弁慶が
真言を唱える場面があります。
 
 

和歌の世界、詩の世界

 

 
能楽の中心はやはり和歌です。
単に「歌」ともいいます。
 
文学的なことも豊富に織り込まれています。
あれも、これもと交錯する文学の
ワンダーランドを楽しめます。
 
腕力ではなく
人の心を動かし行動を変える
そうした
生命力の強い言葉の泉が湧き出ています。
 

 

五行、神秘世界

 

 
五行は台本の中にも能が
舞台の幕にも使われている
思想です。
 

 

ユダヤ起源は直接語られることは

ありません。世阿弥が秦河勝を祖とする

秦氏であること端々に現れ出るものや

言葉の起源が感じられます。

 

ユダヤ語と日本語は

共通した発音と意味を持つ言葉が

3000語あると言われています。

 

 

宿曜二十八宿、月と星

 

 
五行とともに外せないのが星の動きです。
 
キトラ古墳の天井にある星座
文殊菩薩の宿曜経などなど
このあたりは語ると何時間でも
盛り上がりそうな分野です。
 
直接、言葉として出てくることは
少ないですが装束の柄や色などに
メッセージが含まれています。
 

四書五経

 

 
四書五経とは言っても私も全部は読み切れていません。
それなので科挙をうけたら不合格間違い無しです!
それは自信あるかも^^
 
中国の古典は易経がやはり必須ですね。
旅をしていても易経の爻が分かると
かなり楽しめます。
 
そして中国古典を読むときに
必要なのが月と星、やはり二十八宿です。

 

 

 

 

中国星座は奥が深い、しかも
西洋占星術の十二星座も含んでいます。
 
 
そんなわけで私の趣味的に
天文シミュレーションソフトで

 

能楽の物語に出てくる星空を再現して

イメージを膨らませています。

 

明日の朝はこんな空ですよ^^

 

宇宙に飛ぶとこんな感じです。
能「舎利」では33階層ある
宇宙を飛んでいく場面が出てきます。
 
 
 
 
 
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二十八宿の月の位置は実際の星座で見ることにしています。
 
ハウスと二十八宿は一致していないので
計算式をいれるのはなかなか大変です。
 
日本書紀には木星の位置が頻繁に出てきます。
 
源頼朝のことも吾妻鏡にも
金星、火星、木星はよく登場します。
 
星座、音程は古典を読むときにかなり
重要な要素になります。
 
一見関係ないことばかりしているように
思われることがあるので
能楽に含まれる要素を
ちらっとご紹介してみました。
 
自分の周りの物は
すべて関連がある
という視座
まわりを見わたすと
いままで気がつかなかった
つながりを発見できます。
 
天命のアクションプラン
関係ないと思う物の関連性を確認してみましょう
 
 
 
 
いつも最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!
 
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