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ごきげんよう!ゆうぽんです!
 
今回は先入観をカエル話題をお届けします。
 
視点をカエルことがお仕事のヒントになれば幸いです。
 
ケロケロ^^
 
 

先入観をカエルはなし

すべての生物は歌を詠む

古い和歌の書物、古今集のまえがきに
 

花に鳴く鶯、

水に住む蛙の声を聞けば、

生きとし生けるもの、

いづれか歌をよまざりける。

 
 
ウグイスとカエルも歌を詠むんだよ!
 
昔の日本人の感性はすごい
 
しかし、、
カエルの声を詠んだ歌が
あるのかと言えば
すぐに思い浮かびません。
 
そんな感覚的にとらえている事を
具体的にカエルが歌が歌を詠むのか
検証していきたいと思います。

題材としては不思議ではない

カエルが歌になるということで言えば
 
古池やカワズ飛び込む水の音
          小林一茶
 
この俳句が有名です。
 
和歌に限らず詩でも小説でも
題材には使えます。
 
image
 
能楽でもカワズという能面もあります。
 
こちらは海に沈められるような
男の亡霊に使われる能面です。
 
実際のカエルと言うより
水霊という印象かもしれません。
 
 
 
しかし
 
 
花に鳴くウグイス
水に住めるカワズの声
といっています。
 
 
蛙の声も歌になる
という印象が残ります。
 
 
なにか根拠があるように
感じて深掘りしていきます。
 
 

強引な外国語化と変換能力

結論から先に言うと
かつての日本人は
ボキャブラ的な強力な
言葉の変換をしています。
 
 
日本にはかなり昔から
外国人がやってきています。
 
 
平安時代には外国製品も
日本に入ってきています。
 
 
また
「勧学院の雀は蒙求を読む」
といわれるくらいに
子どもの時から
中国語の勉強がありました。

 

 

↑夏目漱石も「蒙求」の一節から

 ペンネームをつけています。
 
 
「源氏物語」で光源氏の
名前をつけるとき
朝鮮半島から
姓名判断師が
やってきますが
帝とは通訳無しで
話をしているようです。
 
和歌が盛り上がっている
時代には貴族の間で
中国語も普及していました。
 
現代の私たちが
英語はペラペラでなくても
全くわからない人はいないのと同じですね。
 
さて和歌の教養と同じくらい
下地として
外国語にふれていることは
カエルが歌を詠むことに関して
重要なポイントです。
 

 

能「白楽天」のウグイスの話

さてここで能「白楽天(はくらくてん)」に
ウグイスの鳴き声を歌にする場面があります。
 
 
ほ~ほけきょ
  
  ↓
 
しょようまい ちょうらい
 
  ↓
 
初陽毎朝来
  
  ↓
 
初陽の朝毎には来たれども
 
  ↓
 
はつはるの、あしたごとには、きたれども
 
こうして
「ほーほけきょ」が
「初陽の朝毎には来たれども」
に変換されます。
 
能楽の中でも鳥の鳴き声が
具体的に歌に変換される事を
描いたのはこの「白楽天」だけです。
 
 
そのほか歌の題材、
アイデアの出し方も
書き残されたものは多数あります。
 
 
昔からノウハウ系は
求めている人が多かったんですね。
 
生き物の鳴き声を外国語として
とらえ日本語に変換する。
 
意訳というのかイメージ訳というのか
強力な言語変換能力です。
 

 

ボキャブラのルーツは

平安時代に遡りますね。

 

日本語はオノマトペ

さてさて、かつての日本人が
小さいことから中国語に
ふれていること
 
そして、日本語自体に
擬態語が多いことも
生き物に歌を詠ませる
離れ業が出来た
日本人の言語能力とも感じます。
 
「擬声語」:わんわん,こけこっこー,
      おぎゃー,げらげら,ぺちゃくちゃ等

「擬音語」:ざあざあ,がちゃん,
      ごろごろ,ばたーん,どんどん等

「擬態語」:きらきら,つるつる,
      さらっと,ぐちゃぐちゃ,どんより等

「擬容語」:うろうろ,ふらり,ぐんぐん,
      ばたばた,のろのろ,ぼうっと等

「擬情語」:いらいら,うっとり,どきり,
      ずきずき,しんみり,わくわく等

 

このように

訳のわからない

言葉でも

音でも

なんでも外国語として

聞き取って言葉にするのは

日本人の特有の能力です。

 

その言葉を変換して

日本語に変えてしまう。

 

この発想ならば

五感にふれる物

すべてが和歌をよむと

言うことが出来ます。

 

 

まとめ

日本語に備わった多様性
 
外国から入ってきた文字も
日本語化してしまう。
 
ボキャブラとして聞いた音を
日本語変換
 
日本人にはこうした言語の特徴を
生かした能力が備わっています。
 
親父ギャグもちょっと和歌の素養があれば
高尚なアイディアの宝庫になります。
 
 
今回は先入観をカエル
テーマにお届けしました。
 
視点をカエルことが
お仕事のヒントになれば幸いです。
 
抽象と具体の行き来を
スムーズにして
シンプルに生きる思考を
身につけましょう!
 
最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!
 
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