日々営業に勤めていき、業務に慣れていくとどこかで行き詰まりを感じる人も多いのでは無いでしょうか。
行き詰まりという表現がしっくり来なければ、マンネリともいえるでしょう。
自分もそういう状況に陥りがちです。
自分の場合、日々コンサルティングに携わっているとお客様はこんなことで困っているのかな、こういうことを知りたいのかな、ということがなんとなく第六感のようなもので浮かんできます。
そして、経験を重ねるにつれてその精度が増していくため、経験がなかった頃よりも営業成績が伸びる、という状態になります。
過去の自分と比べて成長しているのは非常に嬉しいこと。
しかし、その成長も知識の集積や同じパターンの繰り返しだとマンネリ化しがちです。
そう行ったマンネリを打破するにはどうしたらいいでしょうか。
ずばり、好奇心を持つにつきます。
と、言葉で言ってもそれが難しいのです(自分にとっては)。
そこで視点を変えると、好奇心は自分が持つのではなく、お客様が持つようにして差し上げるというのはどうでしょうか。
自分はあくまでも日々の業務でお客様に自分の持っている知識を伝えて差し上げる。
その知識が触媒となってお客様の中に「!」や「?」をもたらすことによってお客様の好奇心を刺激する。
そうすることで、お客様から思いもよらない質問や感想が帰ってくるかも知れません。
その思いもよらない、という点が自分の至らなさや知識不足を気づかせてくれるのです。
今日、お客様には徹底的に知識をお伝えしました。
すると、お客様が表を見ながら「こう言った事象ってありうるんですかね?」という質問を投げかけてきました。
いつも通り答えようとしましたが、答えがさっぱり思い浮かばない。
この事象はどう言ったケースに生じるものなのか???
考えれば考えるほどドツボにはまり、調べさせていただくというワードを使うことになりました。
これは過去の自分であれば恥ずかしいと感じてしまうかも知れません。
しかし、今の自分にとっては「知的好奇心を刺激する質問を投げかけてくれてありがたい」という思いでいっぱいです。
そういった疑問を持たずにいた自分の知識に対する怠惰さを反省する契機にもなりました。
自分ひとりで成長に行き詰まりを感じたならば、いっそのこと他の人を巻き込む、助けを求めるというのはどう言った場面でも役立ちそうです。