独り言
毎日作曲をしていく中で変わらない出来事があります。
描きたい世界、奏でたい音、歌いたい言葉。
どうしてこんなにも才能がないんだろう...。
どうしてこんなにもセンスないんだろう...。
どうしてこんなにもしょぼいんだろう...。
それでも心を削って書き上げた曲に救われる夜。
このために歌を、音楽を愛してきたんだと思える夜はもう消えてもいいとさえ思います。
それがたとえどんなに小さなことだとしてもこの世で出来ることの1ページを書いたこと。
何も食べなくても幸せを感じるのです。
それが誰かの心に響くのならこんな魔法はどこにもありません。
この世界に、同じ世界に生まれてきて良かった。
友達や親、自分の人生すべてに関わるみんなにその想いが溢れます。
それがたとえ離れていった人でさえも感謝の気持ちが消えません。
そんな毎日の繰り返しを重ねながらアルバムを制作してる日々。
精神状態は常に不安定でイライラしたり、誰かと比べたり、自分が嫌いになったり、パソコンのデータ喪失を憎んだり。
最近よくあるのはリンスを流さないままドライヤーをかけてて、
「あれ?なんか乾かないな?」
とか(笑)
頭の中はいつもメロディーと言葉で埋まってます。
なので色々やらかしてて。
そして素朴な疑問に辿り着くのです。
僕はなんで生きてるの?
桜が咲き始めた世界はとても嬉しそうに人々を包み込んで
まるで幸せとはここだよとささやきかけているようで
昨日までの闇を照らしてくれるかのように救いの花びらで
心に希望にも似た優しさをくれます。
桜
大げさかもしれないですがそれは別れと出会い、夢と希望に降り注ぐ
あらたなる未来への言葉かもしれません。
今日がんと闘う一人の女性の旅立ちを知りました。
どんな状況でも明るく諦めない大きな笑顔の人。
どんな人生であっても大切なことは笑顔と勇気。
時間は短いけれど、この世界で大切なことを教えてくれた。
ソロになって15年、アルバムを完成させたい。
そして一日も早くライブで今制作している歌を届けたい。
6月の舞台も心から震える魂のメッセージを見てほしい。
自分に出来る事
それを全うする一年でありたいと。
手の中のものをすべて捨てることですべてを手にするという意味が
ようやく理解出来るようになってきたこの年齢。
僕はこうやって生きたとあなたに伝えたい。
ただ、それだけ。
とある夜の独り言でした。