戻れない時の中で
Moon&Day〜うちのタマ知りませんか?〜
全公演終演しました。
ご来場誠にありがとうございました。
今回のキャストさん下は6歳からと幅広く、色んな場所で活躍してる人が集まって作る舞台でした。
その中で探したのは...
自分が出来ることではなく、自分に出来ること。
がとにの違い。
たった一文字ですが大きな違い。
内にかける言葉と外にかける言葉。
完璧な自分を目指すよりも、誰かを輝かせたいという想い。
まだまだ役者として模索しなければいけないこと沢山あります。
でも、その瞬間に生まれる感動こそ探してるもの。
自分はその感動に触れたいという想いで毎回の舞台に立ちます。
そして今回は劇中歌も書かせていただきました。
「ハゼランの想い出」
人は一瞬の輝きを求めるがゆえに膨大な人生の時間のほとんどを費やします。
ずっと輝き続けるなどということは出来ません。
それは花火職人のように何年も前から手作業で色や形を玉に火薬を仕込み
打ち上げ場所を下見し、打ち合わせし、置き場を決め、システムを組み、着火して火花を浴びながらようやく一瞬の大空に舞う華を見るかのごとく。
時に目指す夢、目標はとても届きそうにないと思うこともある。
でも、
諦めたらそこで終わり。
つまらない日常をただ永遠と浮遊する時間。
届かないからこそ、
儚いからこそ、
尊いからこそ、
眩しいからこそ、
夢なのだと。
そんな人生の中で出会えたそばにいる人はタカラモノ。
そんな歌にしたかった。
劇団TEAM-ODACさんはそんな忘れてしまいそうな大切な何かを気づかせてくれる
舞台。
僕は今回も携われて本当に嬉しかったんです。
そしてキャストみんなの真っ直ぐでキラキラした想いに胸を打たれました。
それが歌を書かせてくれる原動力でした。
千秋楽終演後、共演者のみんなに色んな嬉しい言葉をいただきました。
中でもまだ若い1人のキャストから丁寧にミッキーの封筒で手書きの手紙。
そこには感謝の気持ちとこれからの自分の夢を本気で探したいという想い。
純粋な気持ちにほんと感動していい歳して泣きそうでした。
ありがとう。
すごく応援したい。
そんなたわいもない小さな出来事で人生は輝くものです。
そして時間は戻せません。
さぁ次のステージへ。
ご来場下さった皆様、歌で感動して下さった皆様、
本当にありがとうございました。
次はミュージカル。
別所ユージ