「怒らないこと2」は、かなり参考になったので
自分なりにまとめてみたいと思った。
生命は怒りの衝動で生きている
この「怒り」の起源に挑戦することは
幸福になる、成長していくプロセスになる。
これは、アドラーも同じようなことを
言っていたらしい。
傾向性(本能や衝動)に抗うことが
本当の自由。
「承認欲求」も自然な欲求だが
他者から嫌われることによって
自由に生きていける。
この「傾向性」を、「怒り」に置き換えてみると
わかりやすい。
怒りも自然な欲求だけど、怒りをよく観察して
直し、制御することで、人は幸せになる。
怒りの起源は「無常」
生命は成長したいが、現実は衰退していく。
このギャップが「怒り」になる。
人間だけでなく、すべての生命が
怒りをもっている。
ただ、人間は、この怒りを増幅してしまう。
これが10種類の怒りだと。
①Dosa(基本的な怒り)
これはすべての生命がもっている怒り。
ここでまず「止まる」
よく観察して消す。
怒りの判定基準は、「明るさ」だそうです。
怒りは、必ず暗い感情にしかならないと。
でもこの怒りが増幅されてしまうと
以下の感情に成長してしまう。
②ヴェーラ(憎悪)
③ウパナーハ(怨み)
④マッカ(軽視)・・・人を見下すこと
⑤パラーサ(張り合い)・・・戦う、攻撃すること
⑥イッサー(嫉妬)
⑦マッチャリヤ(物惜しみ)・・・ケチ
本当の楽しみは、共有することで生まれる
⑧ドゥッバチャ(反抗心)
自我が強く、殻に閉じこもっている人
生きることは、世界とのコミュニケーション
⑨ククッチャ(後悔)
さらに成長してしまうと
⑩ビャーパーダ(激怒)
最悪の場合、戦争になる。
「自分」は変わっていく
「自我」が錯覚・・・身動きできない兜(幻覚)
この自我が怒りをつくりだす。
養老孟司さんも
著書「無思想の発見」で
同じようなことを言っていた。
「自分」とは創るものであって
探すものではない。
自分は常に変わっているし
そもそも自分なんて、もともと存在しない。
周りに多くの影響を受けて
形成されてきた「器」に過ぎない。
ということで、この「怒り」を
どうしたらいいか?
ここが俺の知りたいこと。
常に「自分」を観察して、直し、制御する。
ここで、注意しないといけないのは
怒りを我慢したり、押さえつけてはいけないと。
これはダイエットと同じで
無理すると必ずリバウンドする。
観察材料は、以下の2つ
(A)他人に言われたこと、されたことがある
(B)(A)に対して、怒ったのは自分自身である
怒るのは、他人のせいではなく
自分の課題だということを
素直に認めることが大事だと。
これがほんと、難しいよね。
言うのは簡単だけど。
期待(希望)よりも、プランニングが大事
プランを立てる → アクションを起こす
→ 実験を繰り返してデータを取る
→ プランにフィードバックする
このように考えれば、
どんなアクションをしても
失敗にはならず、実験の結果が出るだけ。
当たり前だけど、いくらよいプランを立てても
アクションしなければ意味がないから。
自分なりの言葉で言い換えると
夢は大事だけど
あまり期待し過ぎると、失望して
怒りにつながりやすい。
だから、夢に向かって進む「構想」が大事で
あとは結果を期待せず、ひたすら実験する。
結果が出たら、データを整理して
構想を改良、または根本から変えて、やり直す。
これだけでいいと。
成功は、たまたまヒットするだけだから
ヒットしなくてもガッカリしない。
ただ、自分に嘘をつくのだけは、やめよう。
「自分」なんてものはもともとないけど
できあがった個性で
何か貢献できるかもしれない。
そんな心境が大事なのかな?
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