読み返している。
以下は「ほんとうの自由とはなにか」
という項目より引用
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他者から嫌われたくないと
思うこと。
これは人間にとって、
きわめて自然な欲望であり
衝動です。
でも、そうした欲望や
衝動のおもむくままに生きること、
坂道を転がる石のように
生きることが「自由」なのかというと
それは違います。
そんな生き方は欲望や衝動の
奴隷でしかない。
ほんとうの自由とは、
転がる石を下から押し上げて
いくような態度なのです。
石ころは無力です。
いったん坂道を転がりはじめたら
重力や慣性といった自然法則が
許すところまで、転がり続けます。
しかし、われわれは石ころでは
ありません。
欲望や衝動に抗うことが
できる存在なのです。
転がる自分を停止させ
坂道を登っていくことが
できるのです。
本能や衝動に抗うことが
本当の自由なのだ。
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会社の先輩で
今は栃木に転勤している先輩
のんたん が、ついに
鬱で会社を休んでしまった。
のんたんは、俺から見ると
自由人で、鬱になるような
性格には見られない。
でも、転勤する前から
ちょっとおかしくて
仕事に全然やる気を出さなかった。
本当は仕事ができるのに
その実力を発揮しなかった。
そのツケが今、
まわってきたのだと思う。
でも、今の のんたんに
そんなことを言っても意味がない。
今はとにかく、
少しでもいいから本能や衝動に抗って
少しずつでも努力して
自信をつけていって欲しい。
これは、のんたんに限った
ことではない。
自分自身にも言えること。
自分の無能を嘆いていても
何も始まらない。
例え今は、仕事ができなくても
自分の夢に向かって
少しずつ、歩いていこう。
本当の自由を求めて。
