〜前回までのあらすじ〜

やっと辿り着いた横浜赤レンガ倉庫
だけど彼女の
『思ってたのと違う』発言により
運命の歯車が狂い出すのであった…











へ?

あ、僕のその時の感想です









思ってたのと違うかったみたいなので
また来た道を引き返し始める彼女、いや女




すたこら歩くその背中を追いかけ
必死にその女のご機嫌を取ろうとする僕
(だって2泊3日でこの旅行計画してるんだぜ?まだ初日なんだぜ?この空気のままで残り3日過ごすのなんて、地獄そのものだろ)





で、横浜中華街の方まで戻ってきました


ちょうどお昼時だったんで
中華街でランチにしようという
話しになりました



でも僕はもう既にその女の性格を読んでおり
行列や混雑してる店はダメだと推測し
ひたすら空いてる店を
探しまくりました
(なんて健気な)



そして
奇跡的に見つかりました

唯一並んでないお店が
(おぉ神よ、あなたはホントにいらっしゃったんですね)



中に入ると
客は誰1人居ません

すごい奇跡、すごいラッキー




お店の雰囲気からして
料理人が旦那で
店員がその嫁みたいな感じです


その店員のこれ以上ない愛想の悪さも
一切気になりません




注文を済ませ料理をしばらく待っていると
やがて厨房の方から激しい言い合いが
聞こえてきました…


うん、客の前で夫婦喧嘩を始める
無敵の2人



言葉が中国語だったので意味はわかりませんが
丸聞こえの丸見え状態


僕と女も妙に疲れて静まり返る中
厨房から激しく罵り合う怒号の嵐



夢なんでしょうか…
何の時間なのでしょうか…

ここはパラレルワールドなのでしょうか
(おぉ神よ、神は神でも、あなたは疫病神か死神だったんですね)



30分位待ち

料理を雑にガチャンとテーブルに置かれ
会計の時も挨拶なしの
2人で5000円という
ポンコツランチを堪能した僕と女は

次はみなとみらい21に向かうのでした…









つ・づ・く、うふ