どこかの有名なお店がプロデュースしたカップ麺ってありますよね。◯◯監修!みたいなの。
ボクも、珍しがって面白がって、お店によってはありがたがって食べていましたです。
でもですね・・・・とあるお店のものを食べてからは、全くと言っていいほど興味がなくなりました。
それはというと、こちらでございます。
豚骨鶏魚介の辛味噌ラーメン @ 金斗雲✕東洋水産
(画像引用元:かごんまいろいろ)
パッケージにあります通り、金斗雲がYahooのラーメン特集で準優勝を収めたのを記念しての商品。
今もあるかはわからないですけど、元になったのは摩雲天(まうんてん)という名前のメニューでした。
それはお祝いしなきゃだよね!とーいうことで、ボクも3つ買いましたよ!
そのお味はというと・・・・
企画もそこそこにーの急ピッチで作ったでしょうから仕方がない
でしょうけどね、今だから言えますけれど、あれは酷かったです。
再現度よりもまず、質の低い魚粉の臭いが全体を支配していて。
まあ、一過性のイベントゆえに売れる期間も短い商品に、わざわざコストはかけられないですよね。
とーいうか、はい優勝&準優勝のお店が決まったよーコラボカップ麺作ってねー2部門あるから
4種類ねーなるべく早くねー次が待ってるからねーというイベント自体に無理があると思うのです。
・・・・鹿児島でも、何か同じようなイベントがあったような・・・・(汗)
まあまあまあ、こんなことを書いちゃってますけど、決して
コラボカップ麺の全てを否定しているわけではありません。
きちんと企画や試作を通った商品は、これもまたきちんと
完成度が高いですし、ちょっとだけ雰囲気にも浸れますし。
ただボクとしましては、せっかくならお店でいただきたいのです。
それは誰だってそうに決まってるでしょーとつっこまれそうですけど・・・・まあ、確かにそうですねー。
これまでに行ってきた、東京や大阪まで足を運ぶのは大変でしたし。お金もたくさんかかりましたし。
でもそうしてきたからこそ、せめて鹿児島のお店だけでも、
足を運んで目で確認して、実際に舌で楽しみたいのです。
それで得られるものは、時間やお金をかけるだけの価値がありますから。
先の件で間接的にディスられたとご主人から思われていかねない、こちらでもそうでした。
Noodle Laboratory 金斗雲 RISING
少し前に、黒雲をこちら仕様にした紫雲をいただいてからというもの、
同じく仕様を変えた白雲&黄雲も食べてみたいと思っていたのでして。
その2つのうち、選びましたのは黄雲。お味噌を変える以外にあるの?とも思っていましたから。
黄雲 Rising Ver
まあ、本店の黄雲も久しく食べていなかったですから、正確には比べられなかったですけど(汗)
けどですね、そんなボクにもー
お味の差は明確でしたねー。
簡単にすると、本店はぽってり円やかなお味、こちらはそれにシャープさを加えたお味と感じました。
とーいいましても、味噌だれをはじめとするスペックは、そんなに大きく変わらないと思うのですけどね。
ただ、本店と比べ酸味が少しだけ前に出ていて、魚介の・・・・あご出汁かな?
まあ、それのほのかな苦味と確かな香味が後口を引き締めてくれていまして。
このように、スベックがというよりニュアンスの差が大きいのです。それも、とてもとても。
これには驚き、そして感動しましたね・・・・単純に全く違うものを提供するのではなく、
同じものでも本店と支店、どちらも食べてみる価値を作り出される、ご主人の手腕に。
そのおかげさまでー
スープに負けじとお口の中で跳ね回る、弾力いっぱいの太麺、対して箸休めの機会をじっと
待つ、素直な味つけのチャーシューのどちらも、いつもよりおいしくいただくことができました。
ちなみに、ご一緒してくださった先輩がお願いした白雲、それも本店とは少し違ったように思います。
白醤油を変えてあるのかな?あの独特の甘さがなくて、とても飲みやすく仕上がっていましたねー。
とーいうわけで、この1年間を締めくくるにふさわしい実食でした。
ええ、今回の記事でSとの勝負期間は終わりでございます。
長かったですねー・・・・結局のところ、月に20件の目標は1度も達成できなかったですけど(汗)
でもまあ、そこまで辛くはなかったです。
おいしさはもちろん、今回のような思いがけない感動が、ずっとずっとボクを支えてくれていましたから。
ごちそうさまでしたー。
次が最後になると思います。
Noodle Laboratory 金斗雲 RISING
鹿児島市中央町2-8