私にバレるように仕向けて、バレたことなど「何とも思わない」と。
でも、しっかりと自己保身だけは補償しておきたい不倫相手。
夫「いや…もうさ、やってしまったことの罪は仕方ないじゃん。俺の携帯だって いまだに誰が持ってるかもわからないけど。彼女は それを悪用したりする子じゃないから。
前は攻撃性のある人だって思ってたこともあったけど……それは俺の思い込みで…本来は そんな人じゃ無いって。(別居から)戻って、向き合おう向き合おうとしてくれてる彼女を見てきて、俺は良くわかったから。信用してるから。だから頑なに、俺は携帯を返せ返せって言わないの。信用してるから…どうせもう全部バレてるし、わかってるし。いくらでも見てって感じ…」
夫氏。
「奥さんを信用してるから」
という言葉で畳み掛ける。
りんな「ふぅ〜ん。良かったね、タケは…そういう風に落ち着いて…」
この時、夫と不倫相手の間に
時差と温度差があると思った。
これは後から
夫に話を聞いて知ったこと。
夫は別居から戻ってからは、私にバレずに、どうやって不倫相手と別れるかを本気で悩んで考えていたこと。
私にバレた時「やっと、ユイに嘘を付かなくて良くなった」と安堵していたこと。
夫は不倫相手とラブラブ真っ最中の頃(別居前、私に「離婚して欲しい」と言った辺りだろうか)に、私の悪口を言いまくっていただけだった。
別居中、不倫相手は夫のところへ何度か来ていたけれど、夫からは一度も誘ってなかったこと。
不倫相手が、どうにか こうにか「離婚」する方向へ誘導していたこと。
不倫がバレたのは、夫が別居から戻ってきて再び同居するようになって半年経っていた。
この半年の間、夫は一生懸命 家族と向き合おうとしていたのは知っている。
ただ、不倫相手から「奥さんに自分の存在を認識させる」と言われて、カナリ ビビりながら生活していたこと。
夫は私にバレずに
不倫相手と別れたい。
不倫相手は私にバレるよう仕向けて
早く私たちを離婚させたい。
バレれば離婚に進むと思っていたから。
ここに2人の間にも気持ちのズレがあるのに、不倫相手は あたかも「ずっと」現在進行形のように、奥さんには愛情は無い、生理的に受け付けない、一生抱かない、離婚したい、別れたいと。
夫が、ずっと言っていたかのような話っぷりだった。
でも夫が、この不倫が私にバレるまでの半年間に考えていたことは真逆の事でした…
この電話の最中も、不倫相手に対して、何度も暴言を吐きそうになっては、言葉を正して綺麗な言葉で話していた夫。
長電話に イライラして…
床をドンドン踏み鳴らしていた夫。
言い返してやりたいこと、たくさんあっただろうけど。録音していることもあり、終始、事を荒げるようなことはしなかった夫。
これは、これで
良しとしよう。
裁判では とても有利になる。