夫「これがバレたとか、バレなかったからじゃなくて…」






しーん、、、


本当はここで夫には「もう、家族の大事さには気付いていたから終わりにしようと思ってた」と、サクッと言って欲しかった。


しかし、言えない夫。


バーカ。







りんな「こういうきっかけでもないと、あたしと別れるとか出来なかったんだろうね、タケは…あたしもなんかぁ〜、、、」今度は夫が珍しく かぶせ気味に



夫「結婚と不倫は全然違うじゃん?やっぱり。結婚してたら嫌なところも たくさん見えてくるしさ…でも喧嘩して仲直りして、また喧嘩して仲直りして。


もう嫌で『離婚したい!』とか思った時もあったしさ。別居中、1人で考えてた時もそうだけど、今回この事があって、今まで話せなかったような話も全て全て嫁さんとは たくさん話してきて。


俺は やっぱり結婚してる相手を大事にしたいって。やっぱり嫁さんなんだよなって…」



りんな「んん〜んふふふふふふ笑笑、んふーっ!」←引き笑い



夫「子供もいるしさ…」



りんな「なんで、それを もっと もっと もっと早く言わないんだろうね?」



夫「そうだね、それは俺の駄目なところだよね…」



りんな「まぁね、今わかったのかもしれないけどぉ〜。あたしは それで ずっと ずっと タケと話してきたじゃん?あたしたち どうするの?って」



夫「だから俺言ったじゃん。離婚は出来ないって…」



りんな「うん…」



夫「その時の話し合いでは、リンちゃんには子供が大事って、子供は可愛いからって理由にしてたよ。でも俺は やっぱり嫁さんなんだよ…」



りんな「ンフフフフフフ笑笑」



夫「大事にしたいのはね…」



りんな「ンフフフフフフ笑笑、ンフー!ンフー!笑笑笑!」←引き笑い&興奮気味



夫「それは今までの話し合いで言えなかった大きな違いだね…」



りんな「ふ〜〜ん…あたしには…見せてなかった部分なんだろうね。言えなかったって言うかさぁ〜。あたしにはぁ〜もう、奥さんなんてぇ〜みたいに言ってたし。愛情は無い、別れたいぃ〜っとか言ってたけどぉ〜」



夫「でも『大事な人』って言うのは変わらなかったからね…愛情は無かったかもしれないけど…」








愛情は無かったんだ…

大事な人って何?

こんなに長い間、苦しめて。


話し合っても私を悪者にして。

私のせいで「駄目になった」みたいな言い方してさ。


愛情は無くて大事な人が家にいて、それでも自分だけ都合良く、外で不倫するんだね。


本当に都合良いよな。


私の事は蔑ろにしながらも

生きたまま心を殺し、


不倫相手も気分良くさせるために

そっちに都合良いことばかり言って。


あんたなんか

りんなさんにくれてやっても良いですよ。


バーカ







りんな「どぉ〜だろ〜ね?これから、、、あたしたち、、、」凄い可愛い感じに…






いやいや、君も君だよ?

不倫バレて「あたしたち これからどうしようか?」じゃないでしょ?


あー嫌だ。


2人とも頭おかしい同士

仲良くやったら良いんじゃないかしら?