ビールを買って帰宅。


リビングのソファーにいた夫へ買い物袋を渡した。







大きく手を広げて「おいで」の合図。











でも、なんだか嬉しく無かった。


なんでだろうか。


少し渋って夫の膝へ乗ると、優しく抱擁された。











でも、なんでだろう…

抱きしめ返せない。


そして、気持ち良くないし嬉しくない。












自分でも良くわからなかった。

今、書いてる時点でもよくわからない。


言うこと言って、聞きたかった言葉が返ってきたから納得した?


夫が私を「必要としてる」ことがわかったから安心した?








自分から少し身体を離したら、夫は私の目をジッと見ていつもより優しいキスをした。


でも、それに

その優しい気持ちに返すことが出来なかった。









夫「少し前にね、抱きたいなって思ったんだよ」


私「ふーん。でもそんな素振り無かったね」


夫「寝ちゃった」










ふーん。

そうなんだ、そんな風に思ったんだ。


それを聞いたところで特に高揚もなく、ふーんって感じだった。







夫「女性がね、ユイがね。愛情の物差しとして、そういうことが必要だってことは わかったよ。それは僕も義務とかじゃなくて、夫婦として大切なことなんだって。だから ゆっくりさ、待っててよ」


私「…」


夫「◯◯日、デート行くんでしょ?」


私「デートなの?4人で行くと思ってた。」


夫「僕は2人で行こうと思ってたよ」








そっかー

そうなんだ。


2人でデートのつもりで予定していてくれたんだ。


↓↓↓結婚記念日のお返しをくれるらしい








なんだろ、この私の気持ち。

この人、ぶっきらぼうで冷たいけど、色々と私や子供達のこと考えていてくれたのに…


キツイことぶつけてしまった自分自信に、私は嫌悪しているんだ…


申し訳ない?やるせない?

ぶつけた自分が悪かった?


夫は素直に、男としては恥ずかしくて今まで言えなかったことを話してくれた。


なのに私は…


そんな気持ちが交差した。










夫「ユイも寝不足でしょ?早く寝なよ」


私「おやすみ」










翌朝。


いつもなら、朝ご飯の準備中でも、子供のフォロー中でも必ず手を止めて、玄関まで見送りに行くんだけど。


この日は子供の連絡帳を記入していたので、そのままリビングから「いってらっしゃい」とだけ声を掛けた。








どうした、私。

デートは週末だよ。








この件については仲直りしたけど、自分の気持ちの整理がつかないから。


この釈然としない自分の気持ち。

少し考察してみます。