この記事で少し触れましたが



2人目出産後、夫の全てが嫌で、受け付けなくなって家を追い出していたことがありました。

完全な別居では無くて、家庭内別居というのかな。生活の時間帯をずらして顔を合わせない生活を数ヶ月。






だらしなくて…
0歳児のいる家の中に、タバコやライター、危険物を放置したままだったり。

上の子が胃腸炎で体調不良の中、下の子見ながら お世話してたのに。

手伝って欲しいと声を掛けても、イビキをかいて寝てる夫に殺気すら覚えました。

夜、遅く帰ってきても家の鍵を締めてくれなくて、朝まで鍵が開きっぱなしでした。

何度も何度も言ったのに、小さな子供抱えて恐怖しかなかった。
(ドラえもんが助けてくれると思ったと、お母さんと子供殺害した後、屍姦して押し入れに放置した事件が衝撃的で怖すぎた。今でもトラウマで1人の時は必ず鍵を締めます)




そんな毎日が続くと生理的に受け付けなくなって、夫が帰宅して玄関を開ける音がすると、心がザワザワして。怖くなって寒気がして、寝室に逃げ込み「寝たフリ」をしていました。





会話が無くなりました。

顔を合わさなくなりました。

顔を見るのも吐き気がしましたから。







そうして、無視を決め込みました。









夫は離れた私の心を取り戻したくて必死だったんでしょうね。

今の私みたい。






どれだけ私に嫌われてようと
無視されようと

私が起きてる時間に帰ってこないでと言っていたのに、結婚記念日に帰ってきた。

私からは無視され続け、その日も家にも入れてもらえず。
(過去に付けてた日記を見たら、ものすごい勢いで夫からメールが入ってるのを ガン無視してました。帰りたい。会いたい。無視しないで など。)





それでも私に何かを伝えたくて、玄関の外に花束を置いていったのだと思います。


まだ、結婚して5年ほどだったか、今より10歳近く若いので、今とは情熱も違うのだろうけど。









「一生懸命、前を向いて頑張ろうとしてるのに、ユイは僕の気持ちを踏みにじる」




この時、そう言われました。







翌朝、花束を見た時は流石に涙が出てきたけど、それでも どうしても夫のことを受け入れることが出来ませんでした。

ただ、涙が出てきたというのは 夫と上手く楽しく過ごせなくて、自分でもどうして良いかわからなくて悲しかった。






それから、ゆっくり ゆっくり時間をかけて、何年もかけて、本当に少しずつ心が温まるようになってきた。

ぐちゃぐちゃに絡まった糸が、少しずつ解けてきた。









ユイちゃん。

どれだけ絡まった糸も、ゆっくり丁寧に時間をかけて優しく緩めてあげれば、必ず解けるのよ。

無理にきつく引っ張っても、どんどん固くなって解けなくなる。

人の心もそれと一緒。
解けない糸は無いのよ。






この言葉は祖母の言葉です。





昔の人は綺麗な比喩を使うなぁ…
日本語って きちんと使えると、とても綺麗ですよね。






無理矢理 引っ張らず
焦らず
ゆっくり優しく丁寧に

解けていければ良いけどな…