「ゆいの会」の東さんが、香港に性教育学会に参加されました。
8月ゆいの会でも、その時の様子をレポートしてくださいました。いろんな刺激を受けられたようで、とても羨ましい限りです。お土産には性教育教材(香港家族計画指導会)のお人形を買って来られました。日本円で2200円らしいです。きちんとしたつくりで、これはお買い得。
では東さんのレポートをじっくりお読み下さい。
8月の11日から16日まで「第4回アジア性教育学術会議」に参加してきました。
アジア各国から300名余りが参加、香港教育大学のキャンパスで3日間にわたり、びっしりと研修(通訳を通しているので、理解できたかというと定かでありません)を受けました。何と全体会の講義が14回,分科会は5回設定されていて全部で25の発表がありました。25の分科会の内、日本の方が発表したのは3レポートありました。そのうち1つが障害者の性で障がい児サークルの伊藤さんです。驚くことに障害者のレポートはこれ一つだったと言うことです。障がい児・者にまで性教育が行き届いていないようで、私たちの活動は先進的で意義が深いと言うことでしょうか。また、他の日本の方々も性教育バッシングで滞っている日本の現状を話されていたので、フロアから「日本の先生は立ち上がって抵抗すべき、がんばれ!!」というエールも聞かれました。アメリカからの報告で、インターネットを介した性が、かなり進んでいて「スカイプセックス」というらしいのですが、大変になっている状況が話され、それと同じような現象が、オーストラリアでも・・・どこの国も同じ現象というのは、やはり、インターネットの影響でしょうか。
最後に閉会式の時、若者たち(10代後半、20代前半)からの呼びかけがあり、《包括的性教育の実施、拡大を様々な角度で求めた後、最後に言った言葉が「Nothing about us, without us!」という言葉。そう、障害者権利条約の審議過程で、障害当事者たちが用いた「私たちのこと抜きに私たちのことを決めないで!」というフレーズです。若者の性教育のことを考えるのに若者と一緒に考えないでどうすんだという強いメッセージと受け止めました。》 伊藤なおきさんの報告参照