予定日は9月。
8月の猛暑。
いきなりたくやが
動き出した。
なんと
「明菜と別れるから
話してくる。」
と言って出ていったんだ。
一時期は団地の部屋を借りる!
2人で住む!とまで
言っていたのに





まず無職の未成年ふたりが
部屋は借りれないんだけどね。
みえちゃんは大興奮。
どうもたくやが大好きで
尊敬している
先輩夫婦が明菜と別れるように
強く押したみたいだ。
先輩夫婦もまだ20歳とかの
子供だ。
女の方が明菜をめちゃくちゃ
嫌いあんなのと付き合ってたら
たくやまで笑われるで!
と言い。それをそのまま
たくやは受け取った。
(おかしいな?私らも同じこと
ずっと言ってきたんだけどな?)
先輩夫婦とたくや。
明菜の4人での話し合いになった。
私はみえちゃんの家で
ことの成り行きを待っていた。
明菜は絶対に別れないの
一点張りだった。
先輩夫婦にも噛みつき
たくやのことも罵った。
だけど今回は明菜の1つ年上の
女の子がいたからそう簡単には
引き下がらない。
男らだけなら明菜に言いくるめ
られていただろう。
その女の子も明菜に負けない
口を持っていた。
「別れたい!!」
「絶対別れんて約束したよな!?」
の繰り返しだ。
それでも何時間も話し合いは
続き。
明菜が折れたんだ。
「私の部屋にあるたくやの
荷物持っていけ!」
となった。
そこでたくやから連絡が来て
迎えに来てと。
私とみえちゃんはたくやの
居る場所に車を走らせた。