明菜は変わらない。
変えようとも思わない。
勝手にしてくれ。
私たちが目を覚まさしたいのは
みえちゃんの息子なわけ。
私たちはたくやと話し合いをした。
たくやも
友達らから何故妊婦と
付き合ってるのか?
と言われるらしい。
たくやの言い分はこうだ。
「俺は今まで適当に生きてきた。
けど明菜が産む子供を面倒見る
ことで自分が変われるような
気がする」
「俺の体の心配してくれて
ダイエットするように言うて
くれるし、明菜と付き合って
俺は喧嘩もしなくなった!」
まずお前働け!
高校も行かず好き勝手してきて
欲しいものは何でも買ってもらい
悠々自適の生活してきて
どのクチが言うか?
社会にも出てないアホが。
と思い話を聞いていた。
明菜の赤ちゃんは誰が
金銭的に面倒見るの?
今んとこお前じゃないん?
たくやは全て母親の
みえちゃんが手取り足取り
してきたから
生活能力はないし
社会経験もないし
一般常識もないし
人を見る力もない
1度家を出て自分の力で
生活すればいい。
ただ…このバカ息子を
作り上げたのが
私の横で泣きながら話を
聞いている
みえちゃんだ。
未だにゼンリー(GPSアプリ)
で息子の居場所を確認している。
みえちゃんが子離れしない
限りたくやはダメなままだ。
けど今そんな話をしても
仕方がない。
私は精一杯。
妊婦と付き合うリスク
1人目の子供のこと
明菜と言う人間の非常識な
とこを理解出来るように
話はしたけど…。
父親になる覚悟はあるのか?
理詰めで進めたが。
好きだから別れられない。
これが全てだった。
あんな化け物みたいな
女のどこが良いのか。
私たちがどれだけ
たくやに訴えかけても
明菜からの
「好き」
「パパになってね」
「絶対に別れないよね」
とかいう文字に吹き飛ばされ
るんだ。
続く。