やっとやっと荷物を
運び出した明菜。
車を持ってるたくやの友達
も手伝ってくれて
引越しだ。
本当になんて厚かましいんだ。
3ヶ月くらい居座っていた。
お風呂に入れば2時間は出てこない
下着もみえちゃんに洗わし
ご飯も用意させ
お手伝いなんかなにひとつ
しない。
パパに出くわさないよう
暮らす毎日だった。
出ていったその日の夜
また帰って来やがった。
絶対に家に上がらすな!
家には上げれんから!って言え!
ってみえちゃんに言わせた。
その日は大人しく帰って行った
けど。たくやが明菜を好きだから
明菜に来て欲しいんだ。
家は禁止にしたから
明菜が居候している
アパートにたくやが遊びに
行くようになっていた。
なんとも奇妙な光景だ。
アパート主30歳男が
スーパーで買い物をしてきて
仲良く3人でご飯を食べる。
そんな毎日だ。
明菜の部屋でたくやは寝る。
アパート主は仕事に行くから
居ない時間は2人だけの空間だ。
どんな頓珍漢な関係なんよ。
アパート主は本当に気持ちが悪い。
なに目的なんだ?
明菜の住所まで移動させていた。
だからこっちの病院も
通えている。
そいつと直接話がしたかったが
名前くらいしか分からず。
最後までアパート主のことは
分からなかった。