翌朝


ゆいとはまだ寝ていましたが
おむつを替えようと脱がせると…






え?






どう考えてもおかしい程に

お腹がパンパンに膨らんでいました。





看護師さんに言った方がいいのかな?
あまりでしゃばらない方がいいかな…




なぜこんなに迷ったのかと言うと…










付き添い入院が始まった時に

『変わった事があったら教えて下さいね』


とは看護師さんに言われていたのですが…









でも、昨日










熱が40度近く上がってきた事を
何回報告しても




「そうだねぇ〜」





と言って





アイスノンをくれる訳でもなく
バイタルチェックをする訳でもない
足を止めてくれる訳でもない。








なんか
迷惑そう?








と感じて






こんな事位で報告しちゃいけないのかな…






と言う気持ちになっていました。










だけど
このお腹はおかしい。






こないだサイズアップしたばかりの
Mサイズのオムツが
やっと止まる位の腹囲。









迷いながら看護師さんに報告。








『確かにちょっと張ってるし
うんちかガス?違うかな?
また朝の
バイタルチェックに順番で回ってくるから
待っててね。』






と言われて
どこかへ行ってしまった。












やっぱりわざわざ言わなくてよかったのかな。










ぐったりしたゆいとを見ながら

すごく弱気になってました。












その後
やっとバイタルチェックの順番が回ってきて
熱、血圧、体重の計測…













???











昨日より体重が
2kgも増えてる?









6kgしかなかったのに8kgになっていました。






それでも看護師さんは
何も言わずに黙々と記録して
またナースステーションに
戻って行きました。














絶対おかしい!









でも医学的な知識もないし
説明できる根拠もない。










けど
何かあってからでは遅いし…










しつこいと思われてもいい
それでも言おう。






と意を決して




もう一度看護師さんに





「お腹がパンパンで体重が2kgも増えています。
先生呼んで下さい!」




と強めに言いました。










しばらくして







先生が来てくれたので
お腹をだして触診してもらう。
そしてエコーで診察。





『これはうんちでもガスでもないね。今からすぐにCTをとろう。』












先生の表情が変わりました。










やっぱりおかしいよね?
だよね?
でも、おしっこでも昨日うんちでもないって一体何?










CTへ行く準備が始まる中
先生からの説明を受ける。





・お腹の中に何かが溜まっていること
・わからないから今からCTでみること
・開腹手術になりそうなこと
・ここには小児外科がないので転院になること



















「え?お腹切るんですか?」








不安が爆発する。




小さな引っ掻き傷1個作っただけで
わーわー騒いで(夫が)
大事に大事に育ててきた
まだ生後4ヶ月のゆいとのお腹を?





切るんですか?






頭の中がパニック





一昨日まで元気だったのに?
寝返りして
コロコロ転がって遊んでいたずらしてたのに。



そんな事を考えながら話を聞いていると




抱っこしていたゆいとが
白目を剥いて痙攣し始めました。






幸い、目の前に先生がいたので
直ぐに処置に入る





『軌道確保!』





お母さんは外に出てて!

と言われたので
廊下に出る。






どうなってしまうの?
軌道確保なんて
ドラマでしか見たことない。
白目を剥いたゆいとが横に向けられて
なにかされてる…





目の前で起きている事が信じられなくて
悪い夢を見ているようでした。










慌ただしく処置が進み
すぐに転院する事に。






開腹手術の予定なので
術後の管理はICUにはいる。

なのでICUが空いている病院で

なおかつ

小児外科がある所に限られる
との事でした。






第一候補は
こども医療センター






もしそこがダメだったら
近くの3件の大学病院を順にあたる事に決まった。






先生が

『ここならこども専門だから安心だよー』

なんて私をなだめながら
こども医療センターへ電話をかける。



















ICUまさかの満床。








どうしてもどうしても
受け入れられないとの事でした。










結局、次に電話をかけた
大学病院に受け入れていただける事になり






車で直接大学病院へ行く事になる夫には
症状は伝えずに
転院する事だけを電話しました。










そして







救急車の準備ができたので
私とゆいとは
市立病院の先生と一緒に乗り込み
大学病院へ向かいました。









補足
市立病院の看護師さんについて

冷たい様な書き方をしてしまいましたが…
当初ゆいとは「感染症の1〜2日退院の予定の患者」でしたので、熱が出てもまぁ当たり前の状態でしたし、翌朝も緊急性は無いの判断で先生が朝の病棟巡回に来るのを待ったのだと思います。今なら、わかります。

当時は、初めての入院でそういった病院のルールを全く知らない為に放ったらかしにされている様に感じていました。
あえてその当時の心境のまま書かせて頂きました。

ゆいとに関わって下さった
医師・看護師・MEの皆さんには本当に感謝しています🥲💕




読んで頂きありがとうございます💕


続きます!








この記事は回想記録です!

現在のゆいとは↓『現在のゆいと』過去〜現在私自身もよくインスタやブログで色々な方の闘病記や治療経過などを見させて頂いてます。振り返りながら1話ずつ進むタイプのお話は続きが気になって確かに…リンクameblo.jp





続きアップしました↓『4.原因不明のまま試験開腹手術』前回↓からの続きになります!『3.容態悪化…大学病院へ転院』前回↓からの続きになります!『発病そして緊急入院』発病〜緊急入院9月に産まれてから特に問題もなくす…リンクameblo.jp






Instagram始めてみました
よかったらフォローしてください💕