高校3年生になると進路の時期を迎える。
「ゆい~お前どうすんの?」
「俺?俺は将来店やりたいから飲食関係をしたいんやけど進学にしたら金かかるやん?親は出すとは言うけど自力で進学したいから一旦就職するわ!」
そんな感じで就職にした。
目星をつけた会社は阪急の南方駅にある。
普段降りない、どこにあるかも分からない初めて聞いた駅。
面接は9月!夏休み中に見に行くか!と受験勉強も無いので軽い気持ちで向かった。
阪急の十三駅で京都線を待った。
というのも南方駅は京都線だからだ。
十三駅とは神戸線、宝塚線、京都線とあらゆる方面に路線が繋がる関西人では誰もが知る駅。
だが普段乗らない阪急電車に戸惑い、現在のようにスマホがある時代でもなかったので「果たしてこの電車なのか?」と不安を抱きながらガラケーを見ながら電車を待った。
「お腹空いたなぁ~立ち食い蕎麦食べようかなぁ~」
そんな事を考えながら当時流行っていたORANGE RANGEを聴いていると
「すいません!南方って次の電車で着きますか?」
ん?俺か?と振り返ると他校の女子高生が。
そう、この女子高生がこの物語を大きくしていく。