はい、3枚目です
アンドレの最後の場面をしつこく描いてます
辛いです😢
漫画とは関係ない話題ですが
私は楽器、ピアノとヴィオラを弾きます(ヴィオラはもう長い間弾いていませんが…)
ヴィオラはアマチュアオーケストラの一員として弾いていたので
自分の感情がどうとかいうものではなかったのですが
ピアノは完全に個人のものなので、その日の気分が多いに演奏に反映します
気にかかることがあったり、タスクが多い日は
弾いていても頭のどこかでそのことを考えていて演奏に没入することができず
雑でせっかちな演奏になってしまいます
逆に、心が落ち着いて穏やかな日は
音楽の喜びの中に自分を遊ばせることができます
これは一種のエクスタシーのようなもので、
そうした時は、楽器もよく響き
指も頭で考えることをしていないかのように自然に動いてくれます
🎹 🎻 📯 🪈
オスカルもよくヴァイオリンを弾いている場面が描かれていますね
ひとりだったり、アンドレが側にいたり…
アンドレは幼い頃より彼女のヴァイオリンを傍らで聴いてきたので
その時の彼女の感情が読み取れるようになっていたと思います
(何か悩んでいるな…)
(自分でも気づいていないようだけど今日はいいことがあったんだな)
…などと感じながら 心配したりニコニコしたりして
オスカルのヴァイオリンを聴いていたのでしょう
🍀 ♬ ♪ 🍀 🍀 ♫ ♬
あの日のヴァイオリンは、彼にとってどのように聞こえてきたのでしょうか
階段を登ってオスカルの部屋に向かいながら
(視力がほぼないのでより聴覚は研ぎ澄まされていたはず)
ヴァイオリンが遠くから聞こえてきた…
その音色は…
ふたりは明日はおそらく戦場に身を投じることになるとわかっていました
それなのに、彼女のヴァイオリンは穏やかで
天上で作られたと言われるモーツァルトの音楽を、心のほどける幸福感で
残響を味わいながら弾いているかのようです
その音は闇に溶けて
アンドレを引き寄せます
アンドレは その後のまさかの彼女の決意を知るよしもありませんでしたが
戦場に向かう、おそらくはこの懐かしい生家で過ごす最後の夜になるというのに
落ち着き払って楽器を奏でる彼女に どこか崇高なものを見たかもしれません
さあ、そのオスカルはどうだったでしょう?
自分の決意をどう切り出すか、最前まで狼狽えていたのではないでしょうかw
心を落ち着かせるために手に取ったヴァイオリン🎻
最初は 自らの思案に気を取られ心の入らない演奏だったと思います
ただ、「この馴染んだ愛器ともお別れだ…」と気がついた時
心からの感謝と 音楽を味わうことに思いが移ったのではないか
そうして彼女の至福のモーツァルトが屋敷に流れ出していったのでしょう
その響きは 愛する人を招きます
懐かしいものに 共にここで育ったふたり 感謝の思いのさよならを告げるのです

