今日は、
ついに「海を感じる時」公開しました
今回は、思いの丈を書きたいと思います
ちょっとさかのぼるのですが、
私が由衣を担当し出したのは、
去年の３月からです。
はじめて、これからのこと、仕事のことを
話したとき、
凄く気になったことがありました。
それは、話の節々から、
年をとることを恐れているのでは？
ということ。
多分、１０代の頃から仕事をしてきて、
年を重ねるごとに、
１０代の時に求められていたことが、
求められなくなってきて、
でも、
市川由衣＝清純派の可愛い女優さん。
というような固定されたイメージに、
がんじがらめになっているような気がしました。
私の思い過ごしかもしれないですけどね
だから、色んな映画界の方々に、
「市川由衣というイメージを覆すような役をいつかやらせたい！」ということを
言っていたのですが…
そんな時、キャスティングの杉野さんから
「海を感じる時」のお話を頂きました
杉野さんは、
「やって頂けるならば、必ず、
市川由衣さんの代表作になります！」
とおっしゃっていたのを昨日のことのように覚えています。
台本を読む前は、正直ここまで激しいとは思わなかったのですが、、
なんですかね…
凄く心臓が痛かったです。
しめつけられる気持ち、、
恵美子と洋をいとおしいと思いました。
うちの会社で、ここまで激しい作品をやっている人も居なかったので、、
大丈夫かな？と思いつつ、
と思いつつ、でも、台本を読んだ時の衝撃が忘れられず、由衣に話をあててみることにしました。
数日後…。
由衣から連絡があり、、
作品に関して話し合いました。
あんまりやり取りした言葉は覚えてないけれど、、
私は、
「脱ぐのが嫌だったら、この作品のためにならないから、お断りしよう！」的なことは
伝えました。
由衣もそれには納得してました。
ただ、とは言え一人の女の子。
そう簡単に結論を出せないのもよくわかりました。
でも、今思うと、もうこの時点で、
「（自分が断って）他の女優さんが恵美子を演じてるのを見たくない!!」と思っていたんでしょうね。
とりあえず、監督とお会いして、
最終的に決めるということになりました。
数日後…。
プロデューサーの成田さん、
キャスティングの杉野さん、
安藤尋監督
とお会いしました。
凄く緊張感溢れる会合で、、
私も、大切な女優を守らないといけない立場なので、今思うと、、
とても失礼なことを監督に言ってしまったかもしれないです…。
でも、その時、安藤監督が、
作品にかける想いをおっしゃって、、
それが、本当にうまくこちらを納得させようとしているものではなくて、
どちらかというと、
手も少し震えながら、でも、まっすぐ目を見て話して下さったので、
この時…
あ、大丈夫だなと思いました。
会合終わって、由衣と話した時も、
「安藤監督なら、繊細に恵美子の気持ちを映し出してくれる!!」と安心してました
それから、撮影に入り、
皆さんご存知の通り、、
試写を観て号泣したわけですが…(笑)
由衣は、
「安藤監督を信じて良かった！という安心感から、ほっとして涙が止まらなかった」
と言ってました…
私も今まで、他のタレントも含め、
どんな作品の試写よりも緊張していて、
安心しての涙だったかもしれないですが、、
それ以上に、女優、市川由衣が誕生した瞬間を見たことに感動したんだと思います。
今までを決して否定するわけではなくて、
「海を感じる時」の市川由衣は、
これからの可能性を無限大に感じるものだったんですよね。
だから、、長々と書いてしまいましたが、、
もう年を重ねることに恐れることは何もないよ！と由衣に伝えたいなーと。
３０、４０代…となっても、
女優で居られる門を開いた作品になったような気がします。
私も、今後、どんな作品を由衣にやってもらうか、かなりのプレッシャーですが、、
１つ、１つの作品に責任をもって、
取り組んでいきたいと思います
由衣の代表作！「海を感じる時」、
是非ご覧下さいね
そして！
この作品に携わって下さった皆様、
本当に感謝です
ありがとうございました
以上、暑苦しい、長ーいブログ、、
すみません！
最後に、0時～
「さまぁ～リゾート」（TBS系）観てくださいね
