『』ゆう
「」なぁ

なぁside
私には好きな人がいる。

それは誰かって…?
そう、「村山彩希」ちゃんだ。

ゆうside
私には好きな人がいる。

それは誰かって…?
……。『岡田奈々』…ちゃん。





ゆうside
今日はなぁちゃん家にお泊まりの日。
最近ありがたいことに忙しくって、ゆっくりできる日がなかったんだ〜。
でも明日は、なぁちゃんもオフということで。
久しぶりに2人でお酒を飲むことにした。

『なぁちゃんこのお酒美味しいね。』

「そうですね。すごく美味しいデス。」




他愛のない話から、仕事の話、明日何するかなど話をしていたら時刻はもう23:40。

2人とも酔いもいい感じに回っている。




なぁside
もうこんな時間か…
好きな人とお酒を飲むことほど幸せな時間はない。
こんな幸せであっていいのだろうか。

私は、ゆうちゃんにいつも何かしらの形で好きだと言うことを表現している。
でもゆうちゃんにはいつもはぐらかされる。

あーあー。やっぱりかないっこないよなー。




ゆうside
もうこんな時間だ。
好きな人とお酒を飲む時間はとっても幸せで、少し特別。
ゆうは幸せ者だなぁ〜。

なぁちゃんはいつもゆうに好きだと伝えてくれる。
でもゆうは恥ずかしくっていつも素っ気なく返しちゃう。
それに、どうやって表現したら良いのかだってわかんないし、
「好き」って言うたった二文字の言葉でさえ言葉にするのが難しい。

あーあー。このままじゃ、なぁちゃんから嫌われちゃいそう。





そんなこんなで少し沈黙の時間が続いた。




なぁside
あっ、好きな人とお酒を飲むことほど幸せな時間はないっていう言葉の意味ですか?
それは、もちろん、好きな人と同じ時間を共有することができるからなんです。
でも、もう一つ理由が。
多分、もうすぐわかると思いますよ…




ゆうside
本当に、私ってずるい人間だと思う。
だって…ね…。




『なぁちゃん?』

「なんですか?ゆうちゃん。」

『あのね…その…』

「ゆっくりで大丈夫ですよ。」

『いつも…ありがとね。』

「どうしたんですか笑急に笑」

『いやっ、あの。ゆうはいつもなぁちゃんから幸せもらってるから…
 でも、ゆう何もできてないなって思って、それで…』

「はははっ笑ゆうちゃん可愛いですね。」

『もーー。からかわないでよ。』




なぁside
みなさん、わかりましたか?
ゆうちゃんはお酒飲んで酔いが回ってくると少し素直になるんです。
大好きすぎて、辛くなる時もあるけど、それでもこうやって
頑張って伝えようとしてくれる姿が愛おしい。




ゆうside
私はやっぱり今日もずるい。
でも、少しでも素直になれるからついついお酒に頼ってしまう。
でも、本心を伝える瞬間くらいは、
自分の言葉で成し遂げたい。




「『飲んだお酒の回らぬうちに 早くききたい胸の内』」




初めての小説投稿のみ全体公開とさせていただきます。


この小説は、遊泳舎さん出版の【26文字のラブレター】を参考・引用させて頂いております。


初めての短編小説、どうでしょうか。

初の試みなのでまだまだ拙い部分はありますが。

私の妄想に御付き合い頂けたら嬉しいです。

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もちろん、リクエストも。


こんな感じでこれからも書いていくと思います。よろしくお願い致します。