芸能人にとって、時の流れとファンはときに残酷である。時間の経過とともに芸能人だって、人間、当然年をとるし、見た目だって変わってくる。その変化を受け入れられないファンは気まぐれに去っていく。そうやって旬でない芸能人というカテゴリー一括りにされてしまうのである。
しかし、時の流れとファンが、このうえなく有難く、宝物に思えてくることもある。そんな空気に包まれたのが、先日国際フォーラムで行われた「w-inds. 15th Anniversary LIVE TOUR 2016 “Forever Memories”」なのです!!
私はこの夏このツアーは3度目なのですが、前の記事にアップした通り、例の演出が気に入らず、「これじゃFUNTIMEじゃなくフンタイムだわ!」と毒づいておりました。オーラスがどうなることになるやらと思いやられたのではありますが、そんなことすっとこどっこいでありました!!リオのオリンピック選手をステージにお招きするという粋な計らいに、会場も、そして我儘へそ曲がりな私でさえも大いに盛り上がり、楽しめたのでした!!
そしてこのオーラスのステージを飾るのに、これ以上のものはないのではないかと思える、まさかの葉山さんご登場!それだけでも大感動なのに、葉山さんの伴奏で歌いあげる“Forever Memories”をご披露いただけるなんて!慶太君、リハの時から感極まっていたそうですが、もう歌う前からタオルで顔を覆いだし。。。そして途中で涙に声がつまり。そんな慶太君に代わり、涙声でファンが大合唱。
これこそ、時の流れを共有してきた作り手と受け手とが一体となった、極上のひと時になったのでした。
国技館での15周年LIVE DVDで、スタッフの方々が御祝のメッセージを送るシーンがあるのですが、「これまで楽しかったこと以上に悔しい思いもしてきた3人」のような裏のエピソードが語られています。若くしていろんな、想像を超える苦労を経験してきたのでしょう。でもそんな3人の心の支えになってサポートしてくれる大人もいて。その中でも葉山さんは特別な存在だからこそ、一緒にステージで“Forever Memories”を歌えることは、w-inds.にとっては特別な“Forever Memories”になり、何よりも大切な時間になったのでしょう。心温まるステージに感謝します。
葉山さんはご自身のBLOGで、この伴奏を自らやりたいとおっしゃってくださったとか。そしてこれが最初で最後ですと。最後なんておっしゃらずに、これからも節目節目でw-inds.と共演してください。お願いします。
終演後、w-友さんがたと打ち上げをしたのですが、そのお店はBGMにw-inds.のシングルを次々と流してくれて。とってもほっこりしたw-inds. dayでした(^^♪