今週、

2日連続で楽友協会に行って来た。

 

我ながら、

どんだけ楽友協会好きやねんデレデレ

 

 

1日目は、

日本の某高校2校によるコンサート。

 

2日目は、

待ちに待った

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のコンサート。

 

もちろん、

どちらもあの黄金のホールですキラキラ

 

 

この2日間、

想像をはるかに超えた

衝撃を受けました。

 

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まず1日目。

 

大阪の某公立高校の音楽科の生徒さんと、

東京の某私立高校の吹奏楽部の生徒さんによる、

コンサート。

 

 

大阪の高校は、日本の音楽界では有名だし、

東京の高校は、あの「吹奏楽の旅」でも登場したり、

吹奏楽コンクール全国大会の常連校。

 

元々楽友協会のHPで、

このコンサートをチェックしていたんだけど、

オンラインではチケットが購入出来ず…。

 

当日直接、

会場のチケットインフォまで行ったら、

指定席の無料チケットを手配してくれました。

 

 

高校生がこの楽友協会でコンサートを開けるなんて、

幸せな子達だな〜照れ

うらやましいな〜お願い

と思いながら会場へ。

 

 

私の予想では、

「日本の高校生のコンサートだし、

きっとお客さんは日本の関係者が多いのかなー」

と思っていたら、

客席は現地の方達ばかりびっくり

逆に日本人が見当たらない!w

 

 

 

前半は、大阪の高校生。

 

まずは合唱からスタート。

 

もうこの合唱の

クオリティの高さと言ったら…。

 

クオリティだけじゃなく、

彼女たちの「伝えたい」という気持ちが、

骨の髄まで沁みわたって来たのと同時に、

 

歌詞を通じて、

改めて日本語の美しさを再認識。

 

 

気づけば、

必死で涙を堪えてる自分。

 

1曲目からやばいーーー笑い泣き

 

 

隣に座っていたおばさまと

仲良くなったのだけど、

おばさまも既に目をウルウルさせていた。

 

 

何曲か合唱が続き、

その後は小編成の管弦楽での演奏。

 

シュトラウスの「こうもり」を

聴かせてくれました。

 

「こうもり」はウィーンでは

定番中の定番ルンルン

 

隣のおばさまは、

「私はシュトラウスが大好きなのよ!!」と、

曲が始まると大興奮デレデレ

 

 

もちろん演奏後は、

沢山の拍手と、

「ブラボー!」の声が飛び交って、

生徒さん達も

誇らしげな顔をしていましたラブ

 

 

 

そして、

後半は東京の高校生。

 

学生時代、

吹奏楽部で青春を謳歌した自分としては、

めっちゃ楽しみーハート

 

休憩時間、生徒さん達が

椅子やパーカッションの

セッティングをしているのを見ながら、

「あーこういうのやったやった!!」と

懐かしみながら…照れ

 

 

まずは,

ドヴォルザークの

序曲「謝肉祭」で華々しくスタート。

 

 

楽友協会では、

管弦楽しか聴いた事がなかった上、

舞台から近い席に座っていたから、

金管楽器の音圧にびっくりw!!!

 

音圧が伝わって、

全身が振動しているのがわかるくらい!!

 

この迫力は、

吹奏楽ならではラブ

 

 

そして言うまでもなく、

音程もバランスも指さばきも、

高校生とは思えないハイレベル滝汗

 

さすがCDを何枚も

出しているだけあります。

 

 

それから、

観客を飽きさせないプログラムが続々乙女のトキメキ

 

歌やドラムマーチ、

着物を着て、

殺陣ナイフや日本舞踊までも日本

 

両サイドの2階バルコン席の人たちは、

珍しい日本の文化に、

身を乗り出して見ていました。

 

 

最後の曲は、

「ラテンスペシャル21」と題した

ラテンのリズムに合わせたメドレーで、

大盛り上がり爆  笑ルンルン

 

 

 

アンコールは、

ニューイヤーコンサートでもお決まりの、

ラデツキーマーチ音符

 

会場全体が手拍子に包まれ、

隣のおばさまも

「ラデツキーーキターーーーー笑い泣き

て感じで、

椅子を壊すんちゃうかってくらい

大興奮のご様子ちゅー

 

 

そして、

全ての演奏終了後、

会場全体が

スタンディングオベーションと、

興奮醒めやらぬ

「ブラボー!!」の嵐。

 

 

ここまで観客全員が、

スタンディングで賞賛の拍手を送るコンサートは

私にとってこれが初めて拍手!!

 

 

生徒さん達も、

キラキラと目を輝かせ、

達成感に満ちた表情おねがい

 

 

おばさまとは、

終始1曲終わるごとに

顔を見合わせて、

「Wunderbar…照れ」と言い合い。

 

別れ時には、

「あなたのおかげで素敵な時間が過ごせたわ」

と、言ってくれました。

隣で共感し合ってただけだけど笑い泣き

 

 

音楽の都ウィーンで、

耳の肥えた人たちの心を

ガッツリ掴んだ日本の高校生。

 

もうね、

同じ日本人として、

本当に誇りに思った!!

 

何故か私が

ドヤ顔になっちゃったニヒヒ!!

 

「日本の高校生どや!!

日本の吹奏楽どや!!

すごいやろ!!!」

とみんなにインタビューしたかった!!

 

 

 

派手なスタンドプレイだったり、

マーチングだったり、

吹奏楽の枠を超えた

エンタメ性溢れるショーは、

日本の吹奏楽界では、

よくある構成かもしれないけど、

これは本当に日本ならではの文化だと思う。

 

 

最近、

ウィーン少年合唱団が、

ユネスコの無形文化遺産に登録されたんだけど、

日本の吹奏楽も、

それほどの価値があるんじゃないかと、

本気で思った!!

 

 

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そして2日目。

 

ようやく辿り着けた、

ウィーンフィルのコンサート。

 

チケット発売開始日、

朝10時にネットで買うつもりが、

その日はバイトが入ってしまったので、

出遅れてしまい、

立ち見席しか買えなかったショボーン

 

 

でもウィーンフィルの演奏が聴けるのであれば、

立ち見でも全然あり!

 

 

少し早めに行ったので、

立ち見でも1列目を無事確保。

 

 

プログラムは、

 

【前半】

ドヴォルザーク作曲

チェロ協奏曲 ロ短調 作品104

 

【後半】

ベートーヴェン作曲

交響曲第6番 「田園」

 

 

そう、大好きな田園が、

ウィーンフィルの演奏で聴けるなんてラブ

 

このグッドタイミングだけで、

涙が出そうお願い

 

 

ドヴォルザークは、

正直あんまり記憶がないけどw、

さすがに田園の第1楽章は、

涙腺崩壊しました。

 

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で、何が衝撃かと言うと、

前日との違い。

 

 

ウィーンフィルのコンサートなのに、

「ブラボー!」がない。

 

スタンディングオベーションもない。

 

 

もちろん、

アマチュアの高校生と

世界屈指のプロオケとを

比較するのは、

全くの御門違いなのは百も承知。

 

観客が期待するモノも全く違う。

 

 

それでも、

あまりにも会場の空気感が違いすぎて。

 

演奏が終わった後の、

観客の表情が違いすぎて。

 

ちょっとおかしかったキョロキョロ

 

 

遠い国から来た若い学生が、

一発のコンサートに情熱を注いで、

沢山の準備と労力をかけて、

一生懸命頑張っている姿に心を打たれた、

というのも

もちろんあると思うし、

 

ウィーンフィルの演奏は、

良い意味でみんな聴き慣れている、

というのもあると思う。

 

 

それでも、

人を感動させるのは、

経歴や肩書き、技術だけではない、

という事を

改めて感じさせられた2日間だったなー。

 

 

 

もちろん、

私はウィーンフィルの演奏にも

心から感動したけどねお願い

 

 

 

うちの母校は、

130名を超える大所帯の吹奏楽部だったのに関わらず、

頑なにコンクールには参加しなかった。

 

その理由を、

去年恩師に聞いたんだけど、

その意味がこの2日間で

理解出来た気がするなー。

 

 

いやー濃い2日間でしたピンクハート