うつの番組。 | 穏やかな波の中で

穏やかな波の中で

2014年1月に精神科病院に入院しました。
2017年8月から病状は安定しています。

月曜日の夕方、ある番組が放送されていました。

私は、すぐにその番組を予約録画しました。

チャンネルはBSのNHKです。

番組名は

「壮絶闘病から読み解く、うつ病を生きる新常識」

というものです。

再放送です。

 

2月17日の月曜日。仕事を終えた私は、帰える途中にこう思います。

 

さあ、録画したうつの番組を見よっと。

 

帰宅し、夕食の時間になりました。

隣に座る妻が話します。

「録画した番組を見ようか」

 

ええ? 妻も録画したうつの番組を見たいのか?

 

そう思った私を尻目に、妻は続けてこう言いました。

「昨日録画した、野村監督の追悼番組を見よう」

「うん、見よう」

この日、うつの番組はお預けとなりました。

 

18日火曜日。仕事帰りの私は、今日こそうつの番組を見ようと思っています。

夕食時。この日は私から妻に話しかけました。

「ねえ、録画した番組を見てもいい?」

「どんな番組?」

「うつの番組」

それを聞いた妻は即答しました。

「そんな番組、見たくない」

結局、この日もうつの番組を見ることはできませんでした。

 

で、今日。仕事は休みです。

やっと、見ることができました。

 

まずはうつ病だったご夫婦が出てきました。

薬を否定した内容でした。

ある専門家はこう言っていました。

5人いたら3人に抗うつ薬が効く。効いた3人のうちの2人はうどん粉(偽薬)でも効く。

 

次に新しい治療法が紹介されました。

頭に磁気刺激を与えるものでした。

TMS治療というものです。

2019年6月から保険適用されています。

新しい治療法ですが、副作用が少なく結果も出ているとのことです。

重症な人や幻覚妄想が出ているような人には向いてないそうです。

 

認知行動療法やカウンセリングの話も出ていました。

 

その後、こういった内容に移ります。

 

「すべてをうつ病だと思うな」

 

これこれ、私が見たかったのは、これです!

 

漫画家さんの話でした。

すこし経つとこういうフレーズが出てきます。

「うつ病ではなくて、双極性感情障害という病名に変わりました」

 

おお、きたきた、こういう話、待ってました。

 

「処方される薬ががらりと変わり、症状が劇的に回復」

 

うん? そこをもう少し詳しく教えてほしいんだけど。

 

「今は夢のような生活」

 

ええ? それだけ?

 

「診断が難しい双極性障害」

 

はぁ、終わりです。

 

ちょっと残念。

 

最期は、将棋の先崎学九段の話でした。

昔、テレビで将棋解説をよくされていた、話の上手な棋士です。

 

あの人もうつ病だったんだ。

 

簡単な詰将棋が解けない状態から、プロ棋士相手に勝てるようになるまでが紹介されていました。

 

以上で番組は終わりました。

 

次は双極性障害の特集番組、やってくれないかなー。