先週のことですが、
一日に日本大学と中央大学のダブルヘッダーで
講義をさせて頂きました。

それぞれの大学で、
それぞれの学生が自分の将来に制限をかけていることが分かります 。

そんな中、青(じょう)くんという学生と出会いました。




中央大学でのコミュニケーション講座(就活編)が終わった後、
学生達が懇親会を開いてくれました💕


皆んなの希望する将来を聞いてみると

それぞれにコンプレックスがあり

置かれている環境や状況で

自分の未来に制限をつけています。


あー、分かる!
私も大学生の時そうだった!


でも、もったいない! 


私の役割は、
知識やスキルを伝えるだけでなく


この子達の制限を外したり、
もっと自信を持ってもらうことだなぁと感じました。


懇親会の最後に、
教授の一言で皆んなが、ビシッ!となりました。



教授「三原先生がもし面接官だったら、
今日の授業の中で、誰を採用しますか?」


なかなか残酷な質問🤣


皆んなの背筋がちょっと伸びる

真っ直ぐにこっちを見る子

ウィンクする子 (笑)

下を見る子


それぞれ個性が面白い!


私「みんなを採用します!
明るくて、素直、一緒に働きたいと思えました。」


お世話ではありません。

中央大学商学部で人気ナンバーワン✨

倍率8倍のゼミ、素敵な子達の集まりです。


学生「誰も敵にしない、模範解答。
さすが先生。」と冷やかされる😅



私「1人しか選べないなら。。。青くん!」


テーブルの角で、
下を向いて座っていた青くんは、


目がまん丸になりました。(笑)


皆んな「おーーー✨」


私「理由は。。。
挨拶やお辞儀のトレーニング、ワークの数々を

素直に、

一番誰よりも一生懸命やっていたから。

恥ずかしさを克服し、

自分の限界を超えるくらい、

チャレンジしてくれたから。」



皆んな「おーーー✨」
と青くんを見る


私「それからね、
授業が始まる前、
私と教授がパワポの設定で困っている時、

青くんが、パワポ使った事ないけど。。。と言いながら
サッとスマホでググってくれて、
パパッと見事に設定してくれた行動の速さ

優しさ。


授業が終わった後、
教室を出るタイミングで、


さらりと
黒板にセットされた、ロールタイプのスクリーンをクルクルと巻いて片付けて


軽やかに
頭上にあるプロジェクターをパチンと切って


それがあまりにも、自然で、
そよ風のように爽やかだったこと。」


学生「あーそう言えば、
いつもやってる〜」


皆んなが頷く。
そんな皆んなも優しい❤️



控えめな青くんは、スポットライトを浴びたのです✨✨✨


パチパチバチ👏👏👏


が!
ここからなんです!笑



幹事は、懇親会の締めの言葉を
スポットライトを浴びた青くんに頼みました。


皆んなの視線が青くんに集まる。


あれっ!?


青くんは、カバンの中から慌てて何かを探している様子。


パンパンに膨れ上がったファイルから何かを探している。


私「何探しているの?」


青くん「テンプレート」


テンプレートって何???


私「そうなんだ!
でも、テンプレートなくても大丈夫だよ〜」


皆んな「うん、テンプレートいらないよ〜」


それでも探し続ける。


2分くらい探して、
(結構長く感じる)

結局なくて
断念した青くんは自分の言葉で言うことに。


青くん「み、皆さま今日は、お忙しい中懇親会にお集まり頂き、誠にありがとうございました。
時間になりましたので、お開きにさせて頂きます」


青くん、そうきたのね!笑


皆んな「う、、うん、うん。。。」


シーン


私「青くん、ありがとう。
一言でいいから、
私は青くんの感想を聞きたい!」


シーン


私は待っていました。


皆んなも待っていました。


急かすことなく


からかうことなく


チャチャも入れず


皆んな下を見ていたけれど、優しい表情でした。


不思議な雰囲気。


最初、分からない💦分からない💦
って焦っていたけれど


皆んながゆったりと待って、声をかける。


「大丈夫、大丈夫〜」


「自分の心が感じたままを言えばいいよ〜」



青くんは、


目をつむり


眉間にシワを寄せながら


右手を胸に当て


感情を噛みしめるように


ゆっくり      しっかり


話しはじめました。


青くん「僕にとって、価値のある授業でした。

自信がつきました。

もっともっと教えて欲しいです。」


皆んな「おーーー✨」

「すっげー✨」

「かっけー✨」

力強い拍手👏👏👏



青君の心からの声に、
ぐっときました😭


青君、ありがとう!


上手く言おうとか
美しい言葉を紡ぐとか
人を感動させる言葉の使い方も大切だけど、


気持ちが入っていないと上滑りになってしまう。


相手に届かない。


心からの言葉は、


稚拙だったとしても、短くても、使い慣れた言葉でも

強く心に響く。


以前、小泉進次郎さんが、

言葉に体温をのせる

と語った記事を読んで、深く頷いたのですが、


まさに、言葉に体温がのった言葉でした!


テンプレートなくても、自信持ってね。
出来るから!


就活でもこの感覚を忘れない欲しい。


そしてこんな体験を増やして
もっともっと自信をつけていって欲しい。
 


ゼミ生の皆んなの関わりも素敵でした✨


青くんに対して
期待し過ぎず、でも諦めない


そんな
心地よい信頼感



あの場が、コーチングで大切にしている

安心安全な場であり、

自他尊重の場であったこと

が、とても嬉しかったです。



優しさです。

愛です。

その関わりの中で
青くんは、表に出ていなかった能力を発揮出来たのです。


皆んな、素敵✨
そして、もっともっと輝けるからね!
これからも応援しています💖


さあ!今日も心を感じ、体温のせて、
自分と相手を幸せにする言葉を発していきます😊



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10分です。